永野護デザイン展

永野護だからこそ資料ではなくアートとして成立する展覧会。自分は小学生くらいの頃はロボットアニメ大好きでした。1980年代なのでもう初代ガンダムは終わっていてあまり記憶になく、ガンダムフォロワーの全盛期の時代ですね。その中でもエルガイム大好きだ…

大室家 dear sisters

日常系漫画の映画化はこういうのでいいんだよ。自分はゆるゆりは漫画も全巻買っているのだけれど、大室家は1度読んだ気がするけど買ってなかった。正直櫻子があまり好きでない。向日葵派なので。同じ鬱陶しい系のボケでも京子ちゃんは好きなんだけど。そんな…

ぽんのみち6話の浄土寺山展望台に行った

連休に尾道に行って来ました。2月に2回も連休あるので1回は遠出しようと思ったのと、あとはやっぱり尾道が舞台の"ぽんのみち"が好きなので。 自分はアニメの聖地巡礼にはそんな興味ないのですが、今回は尾道自体が観光地としても有名なので面白いだろうとい…

2023良かったアニメ

2023良かったアニメです。 今年は書籍もあまり読んでおらず、美術もピンと来なかったのでアニメだけです。 今年は何故か島田フミカネ関連作が多かった。あと以前1, 2話切りした作品を再度観ることが多かったですね。 正直最近はガチでdアニメストアでも観た…

魔女の旅々

魔女の旅々 (GAノベル)作者:白石 定規SBクリエイティブAmazon今年読んだ本について書こうかと思いましたが、正直今年は面白い本がほとんどなかったんですよ。ノンフィクションもフィクションも読むのに疲れてしまって。鉄板だった塩野七生の本すらつらい。SF…

16bitセンセーション ANOTHER LAYER

話を大きく変えてもテーマを変えないことで成功したことが凄い。本作でメインで扱われている90年代美少女ゲームと自分との関係を書いておくと、自分はこの頃の有名ゲームはほとんどやっていない。しかし当時仲の良かった友人が好きで、彼が本作でもでてくる…

"変化を恐れるな"という論理的暴力

あまたの自己啓発書において"変化を恐れるな"と書かれている。しかしこれは他人を自分の意志に従って変えたいと思う側にとっての論理的な暴力として機能する。まず"変化を恐れるな"というのは一般的に正しい。そのため議論の余地がない。議論の余地がないこ…

Win11で"タスクバーを自動で隠す"を簡単に切り替える

Win11はタスクバーが下固定になってしまいました。Win10では横に置いていたので、結局普段は"タスクバーを自動で隠す"にすることにしましたこれが液タブを使うときに問題となります。画面配置的にPCモニタが上、液タブは下になります。液タブは画面を広く使…

egaco 1年やってみた

egacoというイラスト講座を1年やったので、イラスト講座を検討している人向けにどんな感じか書いてみます。要点は以下です。 イラスト・漫画(マンガ)教室 egaco(エガコ) 価格は安くはないが内容から考えて妥当 実質的はマンツーマン並みの個別指導が受けられ…

ギリシャ旅行にSKY Expressを使ってはいけない

楽しいギリシャ旅行ですが1点非常に残念だったことがあります。SKY Expressという航空会社に騙されたことです。予約した便が運航していませんでした。返金にも応じてもらえません。(11/24追記: エクスペディアのサポートによると返金は行われるとのことです)…

ギリシャ旅行記: リンドス

ギリシャ旅行記の最後はリンドスです。リンドスってどこだよと思うかもしれませんが、自分も旅行の2週間前くらいまで知らなかったです。リンドスはロードス島のロードスに続く第二の観光地です。正直ロードスだけだとあまり観る部分なくて1日で終わってしま…

ギリシャ旅行記: ロードス

次はロードス島です。ロードス島と言っても水野良は関係ありません。自分は塩野七生の著作をそこそこ読んでいまして、コロナ禍の2021-2022中に、"ギリシャ人の物語"、"十字軍物語"、"ローマ亡き後の地中海世界"、"ロードス島攻防記"を読んでいます。このうち…

ギリシャ旅行記: 国立考古学博物館

国立考古学博物館は当然行きますよね。こちらは予約は不要ですが、開館時間はきちんと調べたほうがいいです。自分は前日になって調べたのですが、午後からしか空いていませんでした。そしてこれも30分くらい並びました。 また国立考古学博物館の近辺について…

ギリシャ旅行記: アテネ

今年はギリシャへ行ってきました。美術的な意味でも一度は行っておきたかったというのもありますし、コロナ禍に塩野七生の「ギリシャ人の物語」と「ロードス島攻防記」を読んだのもあって行きたかったのもあります。行ったのはアテネとロードス島です。ロー…

レスレリアーナのアトリエ

ソシャゲはソシャゲ。でもアトリエらしさは十分にあるのでソシャゲ要素が受け入れられるなら十分楽しめると思う。2週間やって第二章までクリアしたので今の時点の感想を書いてみる。ちなみにアトリエ歴はアーランド3部作と黄昏3部作はクリア済み。ライザ1と…

インボイス制度にはインボイスは関係ない

インボイス制度が始まったわけですが、これは免税事業者制度を解体することが財務省の目的であり、本質的にはインボイス(請求書)は関係ありません。この制度の最も重要な点は、免税事業者の免除された税金は、そこから仕入れを行った業者が代わりに払う必要…

魔法少女育成計画

まどマギ以上の鬱魔法少女アニメ。でも最後は嫌いじゃない。本作は単純に言えば異能力バトルロイヤルである。しかし爽快感のようなものが全くない。バトルシーンがカッコよくないわけでも、異能力設定が生かされていないというわけでもない。むしろそこは非…

横尾龍彦 瞑想の彼方

象徴派が好きならおススメ。埼玉県立近代美術館 自分はモロー、ルドン等象徴派が好きなんですよ。横尾龍彦という作家は知らなかったのですが、時代的には1970年頃でかなり異なるとはいえ、象徴派をもう少し内省的にしたような絵画で自分は好きです。シュルレ…

ふたりべや 最終巻

自分にとって理想の終わり方だった。自分は"恋愛"が現実でも物語でも苦手だ。"百合が好き"という人には、異性の恋愛は苦手だが、同性なら好きという人も多い。むしろ"百合"を女性同士の恋愛と定義するならそちらのほうが普通だろう。でも自分は同性でも"恋愛…

少女歌劇団ミモザーヌ 魅惑のバラエティショウ

新しい方向性のエンターテイメントとして完成度が高かった。自分はこの劇団のことはつい1週間前まで知らなかった。コンセプトとしては「本物の少女歌劇団」。メンバは20歳以下で20歳で退団。アイドルグループに似ているけどあくまで歌劇団。そして何より総合…

フレームアームズ・ガール

日常系という枠で調べても引っ掛からない日常系アニメの傑作。自分は模型に全く興味がないのでそもそもフレームアームズ・ガールが何であるかも全く知らなかった。なぜこの作品を観ようかと思ったかというと、監督がみなみけとおちフルの川口敬一郎だったか…

デイヴィッド・ホックニー展

アートによる次元圧縮という新しい映像体験を得ることができた。デイヴィッド・ホックニーの名前はなんとなく知っているが絵の印象はない。宣伝も観たがピンと来なかった。正直期待度は高くなかったのだが、このピンと来ない絵を別の角度で見ると新しい映像…

君たちはどう生きるか

ネタバレを含むので注意。 美少女アニメしか観ない自分が言うのもどうかと思うけど、若くて子供を産むのがいい女という価値感が透けて見えると言われても仕方ないかな。タイトルから書籍のコペル君のイメージが強すぎて観る気もあまりなかったけど、暑いし動…

たまこラブストーリー

たまこのリアリティをどうとったらいいかが難しい。"たまこまーけっと"が非常に面白かったので、映画版である"たまこラブストーリー"も観ないとと思っていたが、今回やっとちゃんと観た。特にギャグが中心の物語の場合、人物のリアリティをどの辺にとるかと…

水星の魔女

最終話までのネタバレを含む感想になるので注意。 キャラクターの群像劇と毎回必ず面白いところがある脚本は素晴らしかった。一方でSFとしては説明不足だし、テーマが今一つピンと来なかった。ガンダム自体にはそれほど興味がないのだけれど、脚本がルルーシ…

アリス・ギア・アイギス Expansion

戦闘メカ美少女ゲーム原作の皮を被った日常系ドタバタギャグアニメ。自分はもともとゲーム自体は知ってはいたが特に興味もなく、アニメも観るつもりがなかった。たまたま自分の友人がこの原作ゲームにはまっており、話のネタに1話だけでも観るか的な感じで観…

BLUE REFLECTION SUNとソシャゲのイラスト

ブルリフSを1週間やってみた。岸田メル完全監修ということもあり、イラストが大事にされているゲームだと思う。リリース当初は男性主人公のショックが大きすぎてチュートリアルまでしかやっていなかった。とはいえ岸田メルキャラがものすごく可愛いのは気に…

たまこまーけっと

"たまこまーけっと"は人情喜劇の形を借りた日常系なのだと思う。"日常系"に物語形式で近いのは"人情喜劇"なのではと思っている。どちらも勝ち負けを基準とした大きな物語ではなく、日常の小さな物語を志向している。基本がコメディである点も似ている。一方…

信仰の現代中国

信仰の現代中国:心のよりどころを求める人びとの暮らし作者:イアン・ジョンソン白水社Amazonタイトルは地味だが非常に面白い本だった。基本的にはルポタージュである。情報としては現代中国の宗教史といった学術的な内容も含まれるが、それがメインではない…

プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第三章

最初から最後まで辛い。でもこれこそがプリプリの面白いところ。2回観たけど2回目は結末がわかっているからこそなお辛い。アクションはほとんどないしカタルシスもない。美少女アニメのはずがおっさん同士の駆け引きがメインコンテンツ。だいたい幼女が辛い…