"さらざんまい"の"欲望"を考える

"さらざんまい"がついに最終回を迎えた。感想はいろいろあるのだけれど、その前にまず"さらざんまい"とは結局どういう物語なのかを自分の中で整理してみたい。なおこの文章は最終話までのネタバレを前提とするので、最終話を観ていない人は観てから読んでく…

一神教の起源

一神教の起源:旧約聖書の「神」はどこから来たのか (筑摩選書)作者: 山我哲雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2013/08/10メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る宗教本としても旧約聖書の解説本としても非常に面白かったです…

ニーア オートマタ

良いゲームだとは思うけど、自分はアクションゲームを楽しむにはもうつらいなと思った。日本的なキャラクターを海外でも受け入れられる感じにうまく落とし込んでいるなあと思う。完全に好みの問題だけど、スクエニの最近のゲームの女性キャラクターは自分は…

ルート・ブリュック 蝶の軌跡

東京ステーションギャラリー 都内のJRではこの展覧会の広告が沢山流れていますが、あれ見てもさっぱり面白さがわからないと思うんですよ。本物を見てなるほどとわかるというか。この人の作品は陶板絵画なんですね。芸術品としての陶板絵画はいくつか方向があ…

トム・サックス ティーセレモニー

東京オペラシティアートギャラリー特定の文化のオブジェを別の文脈のオブジェで作るという方法論自体はよくあるので、それ自体に目新しさはない。わかりやすいし、"商品"としては非常に売りやすいのではないかと思う。ナイキとコラボとかしているらしい。そ…

韓国 国立中央博物館

GWに韓国ソウルの国立中央博物館に行ってきました。以前から一度行きたいと思っていました。朝鮮の美術に対し。以下のような点が疑問だったからです。そしてそれらについて、自分なりに回答を得たような気がします。1. 日本とどこが似ていて、どこが違うのか…

新次元ゲイム ネプテューヌVⅡ

キャラクターとストーリーは素晴らしい。これでゲームバランスが良ければ言うことなしなのだが。ネプテューヌシリーズをやるのは初めて。最初はシリーズ第1作のリメイクであるRe:Birthをやろうかと思ったが、作品ごとに独立しているとのことなので評判のいい…

HelixPicoを使ってみた

HelixPicoという自作キーボードを2月に作成し、家で使用している。 昔からキーボードが左右にずれているのって無駄だなあという思いがあった。そこから格子配列のキーボードに興味を持ち、一時はTypeMatrixを仕事でも使用していた。 http://www.typematrix.c…

旧約聖書

新約聖書に続いて、旧約聖書をやっと全部読み終えました。長かったです。ほとんどがスマホで電車の待ち時間等に読んでいたからもありますが、丸1年かかりました。新約は3カ月程度で読んだように思います。実のところ、誰もが知っているような創世記とかモー…

内向型の生き方戦略

自分は強度の内向型なのですが、この本は結構納得する部分もあり、考える部分もありました。内向型の生き方戦略―「社会から出て、境地を開拓する」という生き方提案作者: 中村あやえもん出版社/メーカー: あやえも研究所発売日: 2017/11/06メディア: Kindle…

新北斎展

新北斎展に行ってきました。実は前回の東京国立博物館の北斎展には行っておらず、北斎の大規模な回顧展は初となります。本展覧会の特色は肉筆画の多さではないかと思います。浮世絵は刷られたものなので多少は数がありそうですが、肉筆画は当然一点ものにな…

グローバリゼーション パラドクス

グローバリゼーション・パラドクス: 世界経済の未来を決める三つの道作者: ダニロドリック,柴山桂太,大川良文出版社/メーカー: 白水社発売日: 2013/12/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (16件) を見る自分は本を読み直すということが実はほとんどない…

ロマンティック ロシア展

国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア | Bunkamuraロシアと日本は意外と自然の感覚が近いのかもしれない。トレチャコフ美術館というロシアの美術館の所蔵品の展覧会でである。このような展覧会では冒頭で館長のメッセージが紹介されるのだが、…

仕事で「勉強しろ」は「勉強しろ」という意味ではない

当たり前感しかないのですが、仕事における"勉強"についてちょっと思う部分があったので書いておきます。 「勉強しろ」は「結果を出せ」と言っている 仕事において「勉強しろ」というのは、要するに「結果を出せ」と言っているだけなんですよね。結果につな…

ムンク展

混雑はしていたが"叫び"もきちんと見られるし、黄金期の1890年代の作品は多いしと充実した展覧会だった。有名な"叫び"は同時代の作品の中では異色な作品のように思う。人の表情がこれほど出た作品は他にない。ほとんどが無表情で正面を向いていたり、物憂げ…

2018年良かったもの 書籍編

最後に書籍編です。 今年は読んだ本の数自体はそれほど多くなく、その代わり長い本を読むことが多かった気がします。 短いビジネス書的なものも読んでるけどほとんど印象に残らないというか。ビジネス書はおやつみたいなもんですよね。 結局今年1年かけて読…

2018年良かったもの 美術編

今年は数えると45本美術展に行ってますね。 客観的に見ると美術好きなんだろうけど、他に外に出る趣味がないからでしかないです。 今年は東京ステーションギャラリーと世田谷美術館が良かった気がします。 マイナーな近代作家の回顧展はいいですよね。 超え…

2018年良かったもの マンガ/アニメ編

2018年良かったものですが、今年はあえてマンガ/アニメから始めようと思います。 基準としては自分が2018年に初めて読んだり観たりしたものです。そのため古い作品も含みます。 マンガ 今年も日常系一筋ですが、読むものを探すのが難しくなって、過去に読ん…

閃の軌跡 1/2 改

今更ですが閃の軌跡 1/2改をクリアしたのでその感想です。空の軌跡FC/SC, 零/碧の軌跡はクリアしてます。結論としては、グラフィックやバトルシステムはよくできているけど、ストーリーやキャラクター面では空、碧と比べると残念な感じだったように思います…

ご注文はうさぎですか?? アニメ版 2期

ごちうさ2期を観終わってしまいました。もったいなくて週一ペースくらいで見ていたのですが、やはり終わりは来ます。ここでは一人のキモオタとして、何のオチもなくごちうさ2期について語ります。2期のオープニングは最初あまり好きになれませんでした。1期…

まんがタイムきらら展

まんがタイムきらら展に行ってきた。 自分はそれほど熱心なきららファンというわけではない。今所持しているのは5作品しかなく、いずれも超メジャー作品である。1巻だけ読んだ作品なら20作品くらいはあるように思うが、多くの作品は知らなかった。しかしそれ…

虐殺のスイッチ

虐殺のスイッチ 一人すら殺せない人が、なぜ多くの人を殺せるのか (出版芸術ライブラリー)作者: 森達也出版社/メーカー: 出版芸術社発売日: 2018/10/03メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るものすごく意外な話があるわけではない。し…

イランに行きたい人のために

先日イランに1週間の旅行に行ってきました。楽しかったです。 とはいえ、そもそもイランに行くことが現実的なのかどうか含め、かなりの準備と調査を行いました。それについて書くことで、イランに行きたいと思う人の助けになればと思います。 サマリー 非英…

「中東」の世界史

「中東」の世界史作者: 臼杵陽出版社/メーカー: 作品社発売日: 2018/08/29メディア: 単行本この商品を含むブログを見る中東の近現代史を知りたいなら、とりあえずこれを読んでおけばいいのでは。タイトルからいつの時代を扱っているのかわかりにくいが、扱っ…

アウトプット原理主義

自分が「アウトプット原理主義」と名付けている思想があります。以下のようなロジックです。 人はアウトプットでしか評価されない どんな人にも「本当に好きなこと」があるはず だから「本当に好きなこと」をアウトプットすべき 自己啓発書の7割くらいに書い…

のんのんびより ばけーしょん

のんのんびよりの映画版です。ファンの求めるものをよくわかっている個人的には満足した映画でしたが、ファン以外が見ると全く面白くないかも。そもそも予告も見ないで、最近美術館が多いので映画でもどうかと思いなんとなく行きました。アニメ版は見てない…

超えていく風景 梅沢和木

本展は梅沢和木とTAKU OBATAの二人の展覧会で、TAKU OBATAの彫刻も面白いのだけど、梅沢和木についてだけ語ろうと思う。梅沢和木はいわゆる「カオス・ラウンジ騒動」で知っていたが、まとめて作品を見たことはなかった。作家数の非常に多い展覧会で1点だけで…

未確認で進行形 アニメ版

"未確認で進行形"のアニメ版を全話観終わってしまった。単行本も全巻持ってるけど非常に面白かった。今は他の日常系漫画のアニメ版をいろいろ観ているが、やはり"未確認で進行形"はダントツで面白いように思う。漫画版が好きでも、アニメ版はイマイチ乗り切…

いわさきちひろ、絵描きです。

http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201807_chihiro.html いい展覧会だった。久しぶりに図録を買ってしまった。いわさきちひろについてはそれほど知っているわけではない。母親が好きで、絵本「あかいふうせん」は家にあったのを覚えている。よく考…

内向型とエンジニア

自分は強度の内向型で、外向型としてふるまうのもかなり苦手なほうです。そんなわけで内向型についての下記の2つの本を読みました。内向型を強みにする出版社/メーカー: パンローリング株式会社発売日: 2013/06/16メディア: Kindle版この商品を含むブログ (5…