ニコニコ超会議2015

ニコニコ超会議に行って来た。自分は実はニコニコ文化圏には積極的な関心はなくて、ニコニコ動画もほとんどみない。たまにニュースサイトとかはてなブックマーク経由でみるくらいである。あとはアニメの第一話を見るとかその程度である。ニコニコ超会議に行…

石田尚志展 渦巻く光

最近Oculus Riftに代表されるVRが流行っている。VRによってアートはどう変わるのだろうか? もう少し具体的に言えば、VRが発達すれば美術館は不要なのではないだろうか? 画集やモニタではなく、美術館に行くべき理由が、作品の大きさであったり、立体感である…

ユリ熊嵐

ユリ熊嵐最終話まで見た。嫌いじゃないけど、正直ウテナやピンドラに比べて最後までピンと来なかった気がする。やってる事自体はウテナやピンドラと驚くほど何も変わらない。好きな相手のために何ができるか。それ自体が今回1クールと短いのもあって他作品よ…

ニブロール リアルリアリティ

人々の想像は 遥か彼方にある場所や 過去や未来にある時間を あたかも今ここにあるかのように具現化しようとする それでも人は遠くでおこっている悲劇を想像することすらできない そこにある身体を共有することができない http://www.nibroll.com/realrealit…

2014年良かったもの

もう2015年になってしまいましたが、自分的には恒例の2014年まとめです。 美術 展覧会は29本見てます。今年は現代ばかり観てました。 観ている割には正直面白かったイメージがあまりないです。 ここに挙げたのも年初だったのもあってあまり覚えてない。 赤瀬…

独身者が安心して生きるために

https://twitter.com/kirik/status/538941009494024192やまもといちろうさんの上記の発言が炎上してるみたいですが、20年後には国会で真面目に討論されていると思います。「子供を育てるというリスクを犯さなかった独身者に、福祉というリターンは必要ないの…

劇団四季 コンタクト

四季らしいダンスという意味では堪能できた。ミュージカルは劇場で観て面白かったことが正直あまりなく、四季も観ないのだが、コンタクトについてはダンスエンターテイメントということで以前から気になっており、今回の再演でやっと観た。3つの独立した話が…

ザハ・ハディド展

現代における建築を考えるにはなかなか面白い展覧会だった。ザハ・ハディドと言ってもピンと来ない人が多いかもしれないが、あの新国立競技場の建築家である。建築の展覧会というのはつまらないことが多いので基本行かないのだが、以下のインタビューを読ん…

地点 光のない

非常に面白かった。自分は演劇は年5本くらいしか観てないのだが、それでもここ数年で最も面白かった。演劇という芸術に何を求めるかというのは人さまざまだと思い、どれが正しいとも間違いとも言えないと思う。自分は演劇に物語を求めていない。率直に言えば…

新たな系譜学をもとめて‐ 跳躍/痕跡/身体

東京都現代美術館の東京アートミーティングシリーズの第五回。今回はチョイ・カファイが圧倒的に面白かったです。筋肉に電気信号を与えることにより、人間の体を電気的に動かせることを利用し、体の動きをアーカイブして、他の人間に移植する…何を言っている…

マシューボーンの白鳥の湖

俺は女性でなくて良かった。女性なら死んでいたに違いない。以前マシューボーンのドリアン・グレイを観たときは今ひとつだったので、まあ代表作だし観ておこうレベルだったのだが非常に良かったです。理由は色々あるのですが、作品自体と関係ない理由として…

アナと雪の女王

超今さらながら観ました。面白かったですが、まあ色々ネタになるのもわかります。ネタばれ少しあります。ジェンダー視点からディズニーが恋愛より姉妹愛を取った物語として言われることが多いですが、その点は確かに演出上明確ではあるものの、そんなに違和…

電子書籍は紙書籍より安くて当然なのか?

ネットで良くある議論に電子書籍の価格が紙書籍とあまり変わらないのはおかしいという指摘があります。消費者として安い方がいいというのは理解できますが、「安いのが当然であり、紙書籍と比較して相対的に高い」という指摘すら行う人がいます。書籍に限ら…

ヤン・リーピン 孔雀

舞台芸術としての完成度がものすごい高い。いや凄い作品です。ヤン・リーピンは名前は知ってたけど観たことなかったです。今回も有名だし一応観ておくか的な感じでチケット取るのが遅く、席も1階最後列と良くなかったのですが、もっと早くチケット取っておけ…

iPad miniを買ってみた

過去にApple嫌いのエントリをわざわざ書くほどAppleが嫌いなのですが、何故かiPad mini (Retinaでない方) を買ってしまいました。元々Nexus7 (2012)を持ってましたが、以下の理由で買いました。 業務上iOSでしか出ていないゲームもやったほうがいい 画面が大…

ファスター / カルミナ・ブラーナ

もうすぐ新国立劇場バレエ団を去ってしまうビントレー作品フルコース。ファスターって何かと思ったらそのまんまfasterらしい。スポーツがテーマのダンスで、ロンドンオリンピックにインスパイアされた企画。便乗企画とも言えますが、ここまで真っ正面からス…

MVNOに対する3つの誤解

メインのドコモ回線を日本通信のスマホ電話SIM + 3GBオプションに変更しました。2回線目ではなく、これ一本です。今日SIMが来たばかりですが、特に問題なく電話もデータも使用できてます。世間では格安電話回線として知られるMVNOですが、自分で調べると世間…

イメージの力 ― 国立民族学博物館コレクションにさぐる

国立民族学博物館という名前だけ聞くと農機具とか地味なイメージがあるのですが、美術的にもかなり面白いところです。そのエッセンスが国立新美術館にやってきました。内容としては、この手の展示では筆頭にあげられるアフリカ、オセアニアの仮面はもちろん…

Vita TV

Vita TV買いました。かなり癖のあるデバイスです。他でも言われていることも多いですが気がついたことを。 据え置き機で日本製ゲームをやりたい人向け 単純にゲーム機としていいと思います。据え置き機の大きな画面とコントローラーは快適ですし、携帯機譲り…

路上から世界を変えていく

この展覧会の作家は5人いるが、「路上写真」に普通ある要素が5人ともない。その要素とは「一般の人々」である。写真のグループ展でこれが誰にもないというのはかなりめずらしいのではないか。しかし、自分にとっては圧倒的な現実感を感じさせる物だった。写…

さわ ひらき Under the Box, Beyond the Bounds

自分にとって数少ない、この人の個展が美術館で観たい作家の一人がさわひらきさんでした。10年前くらい国際交流基金でDwellingを観て以来気になっており、グループ展でちょくちょく観てはいたものの、ついに時代が来たという感じです。たぶん最も有名なDwell…

Android版Kindleでゴシック体を使う方法

2014/4/5 追記 Android版Kindleでもバージョン4.4.0.48でフォントの変更がサポートされました。 そのため以下の手順は不要となります。 Android版Kindleアプリは文字の書体が変更できません。iOS版でも電子ペーパー版でも変更できるのに、何故かAndroid版で…

空の軌跡 FC/SC

既に7年前のゲームであり超今さら感ありますが、空の軌跡FC/SCを解きました。合わせて120時間くらい。去年の4月からやってるから9ヶ月くらいやってた。JRPGの名作として気にはなっていたのですが、PSPもってなかったので、PS3リマスターでやりました。最初の…

2013年面白かったもの

遅れましたが、自分的に恒例の2013年面白かったものです。 バレエ バレエは11本観てます。昨年一番安定して面白く見られたのがバレエですね。感性が保守化している気もしますが。 昨年は日本のバレエ団のオリジナル振付作品もそれなりに観た気がします。ここ…

かぐや姫の物語

間違いなく傑作。だがなぜ傑作なのかを説明するのは難しい。物語は驚くほど竹取物語そのまんまである。もちろん細かい理由付けや、現代的な心理描写の脚色はあるが、物語の大筋は全く変わらない。かぐや姫が月に帰る理由が解き明かされたりもしない。古典の…

新国立劇場バレエ団 バレエ・リュス ストラヴィンスキー イブニング

いや凄いもん観てしまった…とにかく最後の「結婚」が圧巻です。振付がニジンスカ。ニジンスキーの妹として名前は知っていたものの、作品も観たことなく、なんとなく無難にハッピーに終わるんだろうと思ってたのですが、最初の出だしてもう既になんですかこれ…

インプットとアウトプット

人の活動をインプットとアウトプットに分けてみます。ここでアウトプットというのは具体的にものを作るわけでなくても、仕組みを作るでも、それらを作る人に影響を与えるでもいいです。そう考えたときに、価値のあるのはあくまでアウトプットであって、イン…

まどか☆マギカ 叛逆の物語

TVアニメの映画版としてはかなりいいんじゃないでしょうか。TVシリーズの映画化というのはアニメでもドラマでもそうなんですが、キャラクターとか世界観とかの設定だけ引き継いで、物語としてはTVを観てなくてもだいたいわかるようにすることが多いです。そ…

メキシコ旅行記: テオティワカン編

最後にテオティワカン遺跡で締めたいと思います。テオティワカン遺跡はメキシコシティから1時間程度で高速バスで行けます。北バスターミナルの正面向かって左端にテオティワカン行きのカウンターがあります。紀元350-650年くらいに栄えたということで、日本…

メキシコ旅行記: メキシコシティ編

だいぶ経ってしまいましたがメキシコ旅行の続きです。グアナファトからメキシコシティまでは高速バスで5時間くらいです。メキシコシティの観光の中心はソカロという広場なんですが、ここが壮絶でした。見渡す限りおみやげ売りの露天商のテントで敷き詰められ…

篠原聖一 バレエ・リサイタル ファム・ファタル

バレエだからこそ追求できる方法論の可能性があるのだなと。ファム・ファタルをめぐる有名な3つの物語(カルメン、椿姫。サロメ)をオリジナル振付でバレエ化したトリプル・ビルと言葉にすると身も蓋もないのですが、バレエの企画としてはかなり特異なように思…

Tokyo Art Tile

Tokyo Art Tileというサイトを個人で作成しました。 http://tokyoarttile.herokuapp.com/ アクセスに時間がかかることがあります。30秒くらい待ってみてください。これはサイトの制限なのでいかんともできません。このサイトは何かというと、東京アートビー…

メキシコ旅行記: グアナファト編

メキシコ旅行記の続きです。まずはグアナファトという都市に行きました。飛行機はメキシコシティ直行便から乗り継ぎで。メキシコシティまでは12時間だったかな。アエロメヒコ航空については、映画が個人の席で観られなかったのが長時間のフライトではつらか…

奈良美智とラッセン

「ラッセンとは何だったのか?」について書こうと思ってたら、奈良美智さんが興味深い発言をしたらしい。 http://togetter.com/li/569712奈良さんの作品について自分の考えを言えば、正直いまだにこの人をどう位置づけていいのかよくわからない。その理由は「…

メキシコ旅行記: 旅の基礎知識編

もう2週間も前になるのですが、メキシコに行って来ました。都市はメキシコシティとグアナファトで、滞在日数は実質5日間です。それについて何度かに分けて書こうかと思います。最初から旅行記を書いてもいいのですが、まずは「そもそもメキシコ旅行ってどう…

カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生

カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生それこそ「いわゆるサブカル」方面で話題となっている本だが、意外と普通に面白かった。確かに失敗する話しかないのだが、オチがみんなキレイについていて笑える。オチのないライターの話も結…

差別だと言う前に考えること

「AはBであるという言い方は差別だ」という言説をよく聞きます。学歴、オタク、中韓などネットではおなじみのネタです。ただこれらを考えるときに、そもそも差別なのかという点については、どの件についても本質的には同じなはずなのに、立場によって言うこ…

アート・ヒステリー

アート・ヒステリー ---なんでもかんでもアートな国・ニッポン読みやすいし全体的に良くまとまった本で、題名からスノップに見えるが意外と真面目な本。現代美術に全く興味ないとつらいけど、現代美術ってなんか変だよねと多少興味を持ったらオススメできる…

風立ちぬ

面白くないわけではないけどという感じ。大人向けの物語である点についてはいいんじゃないかと思います。確かにジブリ=子供向けみたいな期待をして期待はずれな人はいるでしょうが、予告編でも大人と飛行機しか出てきてないし、別に騙したわけではない。関東…

英国ロイヤル・バレエ団 不思議の国のアリス

楽しいという意味では今年一番かも。本作の何がいいって、まずは全幕バレエの完全新作ということですね。バレエの新作って小品はあるけど、全幕ものって残念ながらほとんどないです。さすがロイヤルは振付家の層が違うなあと思ったら、ロイヤルとしても15年…

東京バレエ団 ラ・シルフィード

三大バレエブランの元祖として、とりあえず観たことないし観ておこう的な感じだったのですが、思ったよりかなり良かったです。物語はシンプルなのですが、前半後半それぞれ見せ場があって、どちらもバレエの踊りそのものが物語と密接に結びついていることが…

梅佳代展

もう「アート」とか梅佳代でいいんじゃないですかね。以前から「男子」で名前は知っていた梅佳代なんですが、ちゃんと見たのは初めて。今回も新国立劇場に行く用事があったのでそのついでだったんですよ。いままで自分に合わないかなと思っていたのは理由が…

「文化を守ろう」では文化は守れない

今ネット上の話題で、2つの文化と規制に対する問題があります。クラブと風営法の問題と、マンガと児童ポルノ禁止法の問題です。似たような話はこれまでいろんな分野で行われてきました。捕鯨なんかもそうかもしれません。それらの規制反対派の主張として「こ…

波瀾万丈! おかね道

http://www.miraikan.jst.go.jp/spevent/money/ 凡庸な施設名にもかかわらず、これまでの数々のアグレッシブな企画から、ついにビヨークまで降臨しようという日本科学未来館の最新企画に行って来ました。およそ科学と関係ないように見えますが、しっかり科学…

めめめのくらげ

決してアート映画ではなく「実写版ポケモン」でしかないんですが、その点に納得さえしてしまえば子供は結構面白いんじゃないかと。正直予告編見ても全く期待しておらず、ただ村上隆さんの冷やかし的な意味で観にいったんですよ。最初に黒フードの4人組と魔法…

函館 / モエレ沼公園

前回からの続きです。青森から函館へ。列車で行けばいいのですが、何を思ったかフェリーで行きました。2等なら2430円と超安いです。JRの半額。その代わり2等は椅子すらないです。大部屋にみんなで入るだけ。函館は普通に観光。メインは明治時代の建物と、五…

十和田市現代美術館 / 青森県立美術館

GWに青森 -> 北海道と旅行してきました。目的は十和田市現代美術館 、モエレ沼公園だったのですが函館も普通に観光してきましたのでその辺もちょっと書くかも。 まず十和田市現代美術館ですが、最近できた現代美術館として、アート旅行系では瀬戸内と並んで…

Appleが嫌いな理由

自分の周りの友人、同僚とも8割がiPhoneユーザーという環境にいるためあまりおおっぴらには言わないが、自分はAppleが嫌いだ。その理由を書こうと思う。1. Appleは凄いと心の底から思う 2. Appleの描く未来は自分にとってはつまらない 3. 一部IT系Appleユー…

Kバレエカンパニー 第九

Kバレエの熊川哲也振付のベートーベン交響曲第九番。実のところ自分は観る直前まで第九と運命を間違っていたくらいクラシック知らないのであった…本作はとにかく美術が良い。オブジェを吊り下げるというのはコンテンポラリでは割と常道な演出だと思うが、オ…

ザ・マスター

面白い映画ではない。そこにあるのはある種の「確認」である。そしてその確認は、これからを生きるために必要なことだと思う。最近「7つの習慣」を読んだ。もう20年近く売れている自己啓発書のベストセラーである。この本の面白いところは「原則中心の生活」…