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2012年面白かったもの 書籍/マンガ編

そろそろ今年も終わりですし、2012年面白かったものを振り返ってみたいと思います。

今年はレビューをあまり書いておらず、いい機会なので一つ一つ書いたら長くなったので、書籍/マンガ編とバレエ/コンテンポラリダンス/美術編にわけます。まずは書籍/マンガ編です。

書籍

書籍については刊行年ではなく、自分が今年読み終わった本という意味になります。
今年は期せずして歴史ものが多いです。IT系の仕事関係の本は除いています。

プラスチックの木でなにが悪いのか: 環境美学入門

この本そのものというより、美学という学問に興味を持って他の入門書を読むきっかけになったという点で大きいです。納得のいかない論理も、さっぱりわからない部分もありますが、現代美術と倫理と社会問題の関係を考える上では一つの考え方として面白いです。

蝉丸Pのつれづれ仏教講座

ニコ動のオタク文化をベースにした至って真面目な仏教本です。オタク文化の好き嫌いで評価が割れるでしょうが、自分は非常に面白く読みました。個人的には上座部仏教にロマンを求めて挫折する友人の話がなかなか面白かったです。

二つの祖国 第1巻 (新潮文庫 や 5-45)

電子書籍で読みました。人物などは大仰なところもありますが、とにかく衝撃的な歴史的事実を元にガンガン進む物語は、やはり鉄板の山崎豊子節であります。後半が完全に小説東京裁判になる展開は小説としてはどうかと思いましたが、それでも飽きずに読んでしまいます。結局今大地の子も読んでます。

海の都の物語〈1〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)

この人も山崎豊子と並ぶ鉄板ですが、第一巻を読んだのは3年くらい前。やっと第六巻まで読み終えました。資源のない国の国際社会でのありかたとして、否応なしに日本を考えさせられます。キーとなる2つの都市、ベネチアとイスタンブールには自分が行ったことがあるので、その意味でも非常に楽しく読めました。

ハウス・オブ・ヤマナカ―東洋の至宝を欧米に売った美術商

国にとって芸術とは、芸術を海外に輸出するとは、美術商とは、戦争とはと非常にいろいろな観点において面白い本です。これを読んでボストン美術館展を観るとまたいろいろ感慨深いものがあります。

芸術実行犯 (ideaink 〈アイデアインク〉)

現代において美術とはなにで、美術家であるとはなんであるかについてはいろいろな考えがあると思います。ただその議論そのものが所詮カテゴリ論でしかないという、言われてみれば当たり前の事実に気づかされてくれた本です。

マンガ

ここでは自分が今年読み始めたシリーズに限ります。

となりの関くん? (MFコミックス フラッパーシリーズ)

関くんが席で一人遊びをするというだけのマンガ。一発ものといえばそうですが、しかしながらこれだけのネタでよく続くというか、目から鱗のシリーズです。横井さんかわいいよ。

ふうらい姉妹 第1巻 (ビームコミックス)

少女漫画絵による不条理四コマという説明しづらいマンガ。最初はおもしろいのかどうかよくわからないのですが、じわじわ来ます。気づいたら読み返してます。