ニコニコ超会議2015

ニコニコ超会議に行って来た。

自分は実はニコニコ文化圏には積極的な関心はなくて、ニコニコ動画もほとんどみない。たまにニュースサイトとかはてなブックマーク経由でみるくらいである。あとはアニメの第一話を見るとかその程度である。ニコニコ超会議に行ったのは2年前が最初で、今回2回目となる。

自分はゲームをはじめとするオタク系文化も好きだが、現代美術とか舞台とかのいわゆるファインアートもわりと好きなので、その間の埋められない距離感みたいなのがずっと気になっていた。

それを埋めようとしたのがGEISAIじゃないかと思うけど、美大生の文化祭的なもので、結局一般層には全く影響しなかった感がある。GEISAIも2回ほど行ってます。まあコミケも全く一般層じゃないけどね。

その位置を埋められるのがニコニコ超会議じゃないかと思っていて、特に、技術部、作ってみた、ニコニコ学会βあたりがその片鱗が見えて2年前はいろいろ面白かった。まあ一般にはその筆頭はボカロなんでしょうが音楽はあまり関心ないのでよくわからんです。

今回ですが、ニコニコ学会βは今回も面白かったが、もともと5年期限なので来年で最後になるはず。技術部、作ってみたについては今回「ニコつく2015」に集約されてしまって、展示的な物がなくて即売できる物に限定されてしまった。

その為アート的な物の片鱗は見えなくなってしまったというのは残念だった。VRコンテンツが結構あったのは面白かったが、VRって体験できる人が限られるのであまり展示会向けではないよね。


一方、今回元気が良かったのは格闘技で、大相撲、プロレス、ボクシングはいずれも大人気だった。自分自身スポーツには全く興味がないのだが、生で観る意味は確かにあると思った。

ただ、これらの格闘技は完全にプロの物なので、パフォーマーと観客の垣根は歴然としていて、その辺普通すぎてつまらない気もする。

ライブエンターテイメントやはり時間もお金もかかるというのが実際で、よほど興味がないと他ジャンルには足を踏み入れづらい。その意味で、ライブエンターテイメントそのものの展示会的な意味でのニコニコ超会議はそれはそれで意味があるのかなとも思う。

とすると今後、演劇、ダンスなどの舞台系がもっと参加できると面白いんじゃないかと思う。まああの喧噪の中で舞台を成立させられるかは難しいけど。