イタリア旅行記2 : ポンペイ遺跡

間が空きましたがイタリア旅行記の続きです。去年も年末に書いてた気がします。

旅行記って文章書くのは楽なんだけど、写真まとめるのがめんどくさい…特にはてなブログは写真の扱いがめんどくさい。ブログに表示するのは小さいサイズで、クリックしたら大きいサイズという当たり前の運用がやりづらい。

任意のサイズのサムネイルをもっと簡単に指定できるといいんですが。今は画像全部読み込んで縮小表示するだけなのでデータ的にも多いし。


さて本題ですがポンペイ遺跡です。行き方としてはローマから特急でナポリへ行って、ナポリからヴェスヴィオ周遊鉄道に乗ってヴィッラ・ディ・ミステリ駅で降りる。特急さえ乗れればあとは難しくないです。自分は行きのチケットはレールヨーロッパで予約しました。

遺跡では日本語のオーディオガイドがあるので、それを借りるのがおススメです。無料でもらえる日本語の小冊子もかなり詳しいのですが、聞きながら見るほうが楽です。

ポンペイですが、古代ローマに興味があってイタリアに行くなら自信をもってお勧めできますが、写真や文章だと魅力が伝えにくい部分があります。

左は入口の門です。右は大きな邸宅ですね。

左はちょっと高いところからみた写真です。屋根はないものの壁はかなり残っていることがわかるかと。
右は飲み屋のカウンターです。丸い穴はかまどです。

左はテルマエ・ロマエで有名な公衆浴場です。ここは脱衣所で壁の四角い穴は衣服入れです。右は石畳の街路です。

しかしポンペイの凄さは、端から端まで歩くと30分くらいかかってしまう広大な町が、約2000年前のまま残っていることそれ自体にあります。宗教施設でも公共施設でも権力者の屋敷でもない、一般庶民の生活空間が、単なる遺構でも再建でもなく、建物含めてそのまま残っている。そんな場所は世界にもここしかないのではと思います。

そのインパクトはローマそのものに詳しくなくても、歴史に興味ある人なら理解できるのではないかと。あなたの興味のあるあの町が、このポンペイのレベルで保存されていたら。そう思うのではないでしょうか。

逆に言うとこれだけ残っているからこそ、ポンペイの出てくる歴史ものは中途半端では書けない。ヤマザキ・マリのプリニウスの描写がいかに丁寧かここに来るとわかります。

"歴史とは"というレベルで衝撃を受けた遺跡でした。