ここ半年1日5分の瞑想をほぼ毎日やってました。効果は「1点だけ効果があった。他はよくわからない」でした。
効果があったのは「考えても仕方ないことでネガティブな思考なときに、それを一時的にリセットすることができる」です。
そもそもはじめた理由は会社が「マインドフルネス」なるものにはまりだして、社内研修まで行われるようになったからです。なので正直ポジティブではない。「3カ月やらないと効果がないなら、3カ月やって効果がないことを実証しよう」という考えですね。
ただそのようなかなり懐疑的な状態であっても、1点だけですが効果があると実感できたのは驚きでした。
「考えても仕方ないことでネガティブな思考」というのは、今日やった失敗とかですね。もちろん今後の改善はできると思いますが、ある程度考えたらあとは考えるだけ無駄なわけです。そういうことはたまにあると思います。
逆にいうとそれ以外については、自分は特に感じられなかったです。5分では短すぎるかもしれません。10分は2週間くらいやりましたが、5分ですら集中できず、効果もかなり限定的なことから、やる価値があると思えませんでした。
個人的に重要だと思ったポイントは「瞑想とは不自然な状態である」ということです。いやリラックスだろと思われるかもしれません。
しかし冷静に考えると「呼吸のことだけ考える状態」というのが自然なわけがありません。呼吸も4秒止めて8秒吐くと言われますが、普通に息苦しくなります。でもそれで正しい。
瞑想というのはストレッチに近いものだと思っています。ストレッチそのものは「不自然な状態」です。しかし「疲れ」に対して「特定の不自然な状態」を強要することで疲れをとる。
瞑想も同じではないか。その「特定の不自然な状態」が「深い呼吸をして、呼吸のことを考える」なのです。だから「瞑想がつらい」ほうが正常なのです。
瞑想すると寝るという話をたまに聞くのですが、それはそもそも「瞑想でリラックス」という教え方に問題があるのではと思います。