少女歌劇 レヴュースタァライト

2019年圧倒的にはまったのがこれでした。

実は知ったのはソシャゲのスタリラを最初にやって、アニメ版はどうなのかと思って観たのが最初です。放映当時は全く知らなかったです。

もともと「少女革命ウテナ」が好きで、幾原監督も好きだったのです。ただ今年の「さらざんまい」は面白くはあるけど、自分の共感できる方向とは違うものを感じていて、そこの隙間を埋めたというのもあるかもしれないです。

とにかく自分の好きなもの、百合、クラシックバレエミュージカル映画、そして物語内物語によるメタ構造とあらゆるものが全て入って、驚くべき完成度で無駄なく構成されています。

それでいて日常系の要素もちゃんとある。みんなが仲がいいのはもちろんですが、ストーリーで引っ張るバトル系の話でありながら、キャラクターが最終的には誰も不幸にならないというのが非常に良かったです。

類似の構造の作品として「少女革命ウテナ」や「まどかマギカ」が挙げられると思います。それらも好きなんですが、最後には不幸に終わるキャラクターもいる。

それはそれで物語としてはいいんですが、そのキャラが好きだとつらい気持ちになる。レヴュースタァライトは誰が推しであっても幸福に終われるのではないかと思います。

象徴的なのが最終話で、あそこで日常パートから始まるのがレヴュースタァライトの良さなんです。普通は日常パート入れずにいきなり本編から入りますよね。

まあもちろん今後も制作されるミュージカルがあるので、そうせざるを得ないという興行上の理由はあるでしょうが。ちなみにミュージカルはBD買って観ましたが正直はまれなかったです..

今後は映画化もあり、それをきっかけにまた観る人が増えてくれればいいです。