ピナを観てコンテンポラリダンスをもっと観たいと思った人への一問一答

"ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち"観ました。自分はピナの名前は知ってますが実際の舞台は観たことはないです。この映画って評価が難しいですね。映画としては三つの要素で構成されています。

  • 代表作のハイライト
  • 団員の回想シーン
  • 街中で踊る映像作品

代表作のハイライトは部分的には非常に面白いと思いましたが、やはり舞台で作品全体を観ないと評価できない部分があります。一方、団員の回想シーンは既にピナを知ってる人は感慨深いと思うけど、なにかドラマがあるわけではないので、知らない人は置いてけぼり感があるように思います。街中で踊る映像作品は普通に面白かったです。あまり笑ってる人いなかったけど、結構笑えましたよね。なんか難解でお上品なイメージがあったので。

ところで、この映画そのものの話ではないのですが、気になったのは「この映画を観て面白かったという人が、はたしてコンテンポラリダンスの舞台に観に来るだろうか?」という点です。いやバレエならとにかくコンテンポラリダンスがこれだけ一般の人に注目される事ってないですよ。まあ、ぶっちゃけまずないと思います。残念ながら。

自分は関係者でも、詳しくも全くないのですが、単なる観客として少しはコンテンポラリダンスの舞台を観に行っているので、少しでも観客を増やすべく、勝手にかなりいいかげんな一問一答を書いてみたいと思います。関係者の方怒らないでください。

<コンテンポラリダンスについて>
Q. だいたいみんなこんな感じなんですか?
A. もちろんいろいろありますけど、おおむねこんな雰囲気と思ってもらって間違いないです。
でもピナの土とか水を使う舞台構成はかなり特殊です。

Q. よくわからないのですけど…何がしたいんですか?
A. まあ現代美術とかもそうですけど、わかんなければそれでいいんじゃないかと思います。感性がどうとか言う人もいますけど余計なお世話ですよね。わかんないものはわかんないし。
あくまで自分の見方ですか、すごくわかりにくいボケと考えるのが結構いいんじゃないかと思います。どう突っ込みをいれるかを考えるわけです。それが面白いかどうかは別ですが。

Q.バレエとかヒップホップダンスとかと全然違いますよね?
A. 全然違うように見えますけど、影響を受けている部分も非常に多いです。

Q. 詳しく知りたいのですが解説本とかありますか?
A. 乗越たかおさんの本しか知らないです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4861820707/

<舞台を見に行くことについて>
Q. チケットの価格はどれくらいですか?
A. ピナのヴッパタール舞踊団は1万円以上したはずですが、日本のカンパニーだと有名どころでも5000円くらいです。
有名でなければもっと下がります。バレエに比べると格段に安い…って比較対象が間違ってますが。

Q. チケットを取るのは大変ですか?
A. 有名カンパニーでも余裕です。コンドルズだけは取れないこともあるみたいだけど。

Q. 時間はどれくらいですか?
A. 1時間くらいがほとんどです。ダンサーの限界もあると思いますが、観客もちゃんと観ると結構疲れるので、これくらいがちょうどいいです。よくわからないものを観るのって、面白くても意外と疲れるし、つまらなければ言わずもがなです。

Q. どこでやってますか?
A. よくやっている比較的大きい劇場は東京では以下でしょうか。もっと小さいスタジオ公演も多いです。

Q. 情報はどうやって収集すればいいですか?
A. WebマガジンだとCINRAがたまに情報載せてますよね。
http://www.cinra.net/
検索だと演劇系のCorich舞台とかかな
http://stage.corich.jp/
一番早いのはどれか行ってチラシをもらうことです。チラシ最強。

<その他>
Q. 初めて観るには何がオススメですか?
A.非常に難しい質問ですね…
あくまで一つの見方ですが、保守的に考えるなら、それなりに大きな劇場の演目の方が、少なくとも評価は高いわけで安心して観られます。世田谷パブリックシアターとか新国立劇場の単体の演目ですかね。

Q. イケメン、美人が観られますか?
A.これまた難しいですね…
自分は女性ではないのでイケメンには興味ないですが、パワフルに踊る男性には女性はやはり惚れ惚れするのではないでしょか。バレエの男性舞踊手のタイツもないですしね。あれがどうもというのはわからなくもないです。
女性はやはりスタイルはとんでもなくいい人が多いです。美人かどうかはバレエに比べると…いやみなさん美人ですよ。

Q. 観ると何かいいことがありますか?
A. いや別に…個人的には面白いけど、人にものすごく説明しづらいから話せないしね。だからあなたも観てください。