花組芝居 天守物語 リーディング版

Play Parkで面白かった花組芝居ですが、HPみたら5月に公演あると思って観に行きました。本公演でないのは知ってましたし、リーディング版って何かと思ってましたがこういう形式とは。役者が座って脚本を読むのです。音楽はちゃんと入りますし、多少の体の演技、演出は入ります。ラジオドラマみたいといえばわかりやすいでしょうか。

正直最初はちょっとびっくりしましたが、これはこれで面白いです。花組芝居は歌舞伎を現代的にアレンジしており、台詞回しが非常に独特で、聞いているだけでも確かに面白い。これが現代口語劇だったらさすがにこの企画はできないと思います。興行として面白いですね。

とはいえ基本は以前からこの劇団が好きな人のための企画と言えるのではないでしょうか。面白かったのは客層で9割以上が女性。演劇は元々女性比率が高いですが、なんかバレエ並みの女性比率で驚きました…本公演もこんな感じなのかな。

ストーリー的に女性の方が好きそうというのはありますが、女形として男性が女性の役をやるというのが女性の心を引くものがあるのかもしれません。歌舞伎も宝塚もそうですが、なんで女性は同姓が物語内では異性として振る舞う表現に惹かれるのでしょうね。

本公演は11月だそうで、そのときにまたこの劇団は観てみたいですね。