函館 / モエレ沼公園

前回からの続きです。

青森から函館へ。列車で行けばいいのですが、何を思ったかフェリーで行きました。2等なら2430円と超安いです。JRの半額。その代わり2等は椅子すらないです。大部屋にみんなで入るだけ。

函館は普通に観光。メインは明治時代の建物と、五稜郭ですかね。というか五稜郭自体が明治時代の西洋的建築観による要塞なわけですが。自分はあまり興味なかったので、行ったところで形が見えるわけでもないと思ってましたが、タワーがあるんですな。幕末の函館戦争の話とかくわしく説明あるので、好きな人はいいと思います。


あとは有名な函館山の夜景ですね。これも全く期待してなかったのですが、思ったよりかなり良かったです。ただ自分は平日に行ったのですがそれでもかなり混雑していたので、観光シーズンに行く人は覚悟した方がいいかと。

最後に札幌に行ってモエレ沼公園へ。平日で午前中かつ、無茶苦茶寒かったのでほとんど人がいませんでした。イサム・ノグチの自然彫刻としての巨大な幾何学的自然造形の存在感を感じますが、いい意味で思ったより普通に公園だなあと。暖かくなれば普通に地元の子供が遊びに来ると思います。その点、類似のアーティストによる公園といっても、養老天命反転地とは真逆の感じがしますね。入場料とかも特にありません。



しかしこの公園、建設の経緯が結構すごいですね。もともとこの場所は廃棄物処理場として利用する予定で、利用前に利用後の公園の設計まで含めて計画。この時点でイサム・ノグチが関わるのですが、マスタープラン完成の段階でノグチが死去。その後、廃棄物処理場としての利用が始まり、10年後に終了。その後の公園化となるので、結局20年越しになると。都市計画というのは大変ですね。