インドネシア旅行記3: ボロブドゥール遺跡

次はボロブドゥール遺跡です。

ボロブドゥールもバスで行きましたが、今回最も心配していたのがこの旅程でした。まずトランスジョグジャ 2Bでジョンボール バスターミナルまで行きます。ジョンボール バスターミナルでは降りるとみんなが"ボロブドゥール"って言ってバスの方向を示してくれるので特に難しくはありません。

ただこのバスはトランスジョグジャと異なる普通のバスなので、価格については外国人はかなり取られると聞いていて、自分は行き20000ルピア、帰り25000ルピアとその通りでした。他の方だと15000とか聞いていたので。値切ればもっと安くなったと思いますが。

今回帰りのバスが途中でかなりスピードを落としてしまい、そのまま30分くらい走ったと思ったらバスから出されて、後続の同じ路線のバスに乗せられました。よくわかりません。ジョンボール バスターミナルからマリオボロ通りまではトランスジョグジャ2Aで帰ります。


ボロブドゥール遺跡ですが、今まで見たどの仏教遺跡とも異なったタイプの変わった遺跡です。1辺123mもある巨大遺跡なのですが、その長大な周囲に全てレリーフが彫られています。頂上は多くの仏塔で占められており、仏塔の中には仏像が入っています。あまりにも大きすぎてうまく感覚を伝える写真が撮れません。

全景をパノラマでとってます。前の庇は単なる修復工事用です。

斜め横と、上からみた図です。仏塔で曼荼羅を作る感じかと思います。

頂上はこんな感じで、この仏塔の中に仏像が入っています。この形も見たことありません。

下層は長大なレリーフが描かれています。

こちらもブランバナンと同じく復元されていますが、ブランバナンよりは状態よく以前から残っていたようです。写真もあります。

この遺跡、まあブランバナンもそうなんですが、歴史の中で忘れられていたからこそ残った遺跡です。この後仏教もヒンズー教もジャワ島本土では廃れてイスラム教が来てしまうので。もし見つかっていたら破壊されていた可能性もなくはありません。

現在の主な観光客のインドネシア人もオーストラリア人も仏教徒ではありません、そのため誰も宗教的な関心を抱いていないように見えるのが少し寂しく感じました。自分自身はそんな信心深いわけでもないのですが、一応仏教国の住人として手を合わせておきました。