Dual SIM端末でMVNO SIMと海外データ専用SIMを同時に使う

先日海外旅行に行ってきたのですが、今回Dual SIM端末でMVNO SIMと海外データ専用SIMを同時に使ったのが非常に便利でした。普段使用しないDual SIM機能を有効に使えますので、海外旅行する人は検討してみるといいかと。

サマリー

  • 通信は海外データSIMを使うので安い
  • 通話は待ち受け、発信ともに普段日本で使っている電話番号で行える
  • 端末はDual SIMである必要があるが、DSDS対応でなくても良い
  • ただしDSDSでない場合は通話中は通信できない

海外データ通信の問題

MVNO SIMを使っている人の大きな問題。それは海外データ通信です。
通話は海外ローミングできますが、データ通信はMNO(ドコモ等)のSIMでないとできません。これはどのMVNO事業者も同じです。

これに対していくつかの解決策があります。

1. 海外Wifiルータ
自分も利用していましたが、荷物が増えるという問題があります。
ただ海外データSIMは従量制なので、通信料を気にしたくない場合はこれしかありません。

2. 海外専用のデータも通話も可能なSIMを使う
これの問題は電話番号が普段使っているものと変わってしまうことですね。受信は転送設定すればいいけど、発信はどうしようもない。

3. Dual SIMを使って海外データ通信SIMと通話SIMを同時に使う
この場合、電話番号も普段のまま、通信は海外データ通信SIMでできます。今回はこちらでやってみました。

端末

端末は以前から使っていたHuawei Nova Liteです。

ただ安い端末のDual SIMはだいたいそうですが、片方はGSM専用です。なんで日本では使えません。ここに日本のMVNOのSIMを刺して海外で通話できるかが最大の問題でしたが、Huaweiに問い合わせて問題ないとのことでした。

またDSDSでなくても「通話は片方だけでもう片方はデータ通信」という運用であれば、通話中はデータ通信できないだけで、通話時にSIMの切り替えなどの操作は一切不要とのことでした。

これは実際にdual Simで片方通話待ち受け、片方データ通信中の待ち受け画面のステータスバーです。
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海外データ通信SIMの選定

今回はMightySIMを使用しました。
http://mightysim.jp/

他社も検討しましたが、MightySIMを使った理由は初期費用であるSIM単体の値段が690円と圧倒的に安いからです。通信料はもっと安い会社もありますが、SIM単体の値段は3000円程度のところがほとんどです。自分のように年1回程度しか使用しない場合、初期費用の差が重要です。

購入もAmazonで簡単にでき、設定もわかりやすく、良かったと思います。

通信量のチェック

従量制の場合気になるのは通信量です。
MightySIMは専用ページから確認できるはずが、パスワード忘れてしまいました。
その場合でも、Android7 ならSIM別に通信量のチェックができます。
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またバックグラウンドでの通信料が多いアプリがいる場合、アプリ単位でローミング時に通信を許可するかどうかの設定もできます。
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まとめ

個人的には今回のやりかたは非常に良かったと思います。

一点注意点として、今回の旅行では、通話は実際には電話を受けることも発信することもありませんでした。単純にその必要がなかったからです。その点実際には問題が起きることも考えられます。その点は御注意ください。