OKR

目標管理としてはいいけど、進捗管理に使うなら既存の管理手法との重複に注意する必要があるように思います。

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

四半期単位の目標設定方法としてのOKRと、その達成のための1週間毎の定期的な進捗管理について述べられています。

目標管理については、定性的な言葉による動機付けのためのObjectiveと、定量的な計測としてのKey Resultという考え方は明確で有効だと思います。

進捗管理については、本書でも類似点について述べられていますが、1週間単位のサイクル、月曜の進捗確認とタスク優先度付け、金曜の成果発表と、スクラムと内容的に近いです。

あえて言うなら、目標に焦点を当てて、開発以外にも一般化したスクラムといった感じでしょうか。そのため両方一緒にやろうとすると、二重管理になる可能性が高いと思われます。

解説で述べられていますが、Googleでは目標設定には使用しているが、進捗管理としては使用していないようです。

両方組み合わせるなら、スプリント期間と進捗確認の期間を一致させて、次のスプリントのバックログに何を入れるかをOKRに基づいて決める等、それなりに工夫が必要な気がします。