ガヴリールドロップアウトのラフィーの魅力

ガヴリールドロップアウトのアニメ版を観終わった。原作は途中で読むのをやめていたのだが、アニメは非常に面白く、単行本をまた買いなおしてみた。

ガヴドロで最も特殊なキャラはラフィーではないだろうか。ギャグ漫画の立ち位置として結構特殊で、単純なボケにもツッコミにも回らない。サターニャがボケるためのきっかけを作るだけというキャラである。

自分はギャグ漫画を固定メンバで回すためにはボケの分散が必要なのではと思っている。同じボケ役だけだとパターンが固定されてしまう。きんモザごちうさはこの点がすごくよくできている。

その意味ではラフィーの立ち位置は使い勝手が悪い。それもあってかガブドロはサターニャにボケが集中している部分はある。

しかし他にはないからこそラフィーは魅力的なのも事実。率直に言うとラフィーは「エロい」。もちろん巨乳だからというのはある。

ただそれ以上にこの性格。お嬢様でおっとり清楚系に見せかけて、密かに他人を貶めることに喜びを見出している。その「魔性の女」的な部分に、マゾ的な感性を刺激されるエロさである。何を言ってるかわからないですかそうですか。

まあ友人にしたいかというと微妙だし、サターニャの扱いは時にいじめっぽく見えないこともない。ただそれでもラフィーが好きになってしまう。これこそがガヴドロの最も"悪魔的"な部分ではないだろうか。