閃の軌跡3

面白くないわけではないが、長すぎる上に話は全く終わらんのだよね。まあわかっててやってるけど。

閃の軌跡3を今更ながらクリアしました。とにかく長かった。特にやりこみとかやってないのに90時間くらいかかりました。今までの軌跡シリーズって70時間くらいじゃなかったっけ?

まあ最終章付近は話が進むので退屈はしないのですが、そこまでがひたすら長かったです。

過去作は空FC/SC, 零碧、閃12はやってます。このシリーズだけで500時間はやってるわけだ。まあこれやる人はみんなそうですよね。

話は全く終わっていないのですが、4はさすがにすぐやりたい気が全くしないので、感想をまとめておきます。グラフィックはPS4による正常進化という感じ、音楽はいつも通りなので特に書きません。

UI

まずはこれだけは過去作に比べて文句なく良くなったと言えることは褒めておきたい。特にコントローラーの十字キーの使い方が劇的に改善されて遊びやすくなりました。

バトルが1ボタンで行動選択できるのは本当に楽です。フィールドでの十字キー割り当ても、マップ、会話ログ、アーツ、道具の実際に使う機能に割り当てられてボタンを押す回数がかなり減りました。

閃12はカスタマイズできる割に、キャラクター入れ替えとか何の役にも立たない機能だったしな。会話ログはみんな言ってるけど今まで何故なかったのか。

あとダンジョンから戻るのも一発でできるようになって、ダンジョン奥から戻るだけの仕掛けがいらなくなった。これ説明がないので気が付かない人もいるかも。自分も途中で気が付きました。

バトル以外は公式サイトでも触れていないですが、こういう地味な改善は素直に評価したいです。

バトル

味方のシステムは面白くなったけど、敵は単調になった気がします。

閃12はクラフトが異常に強かったですが、3はそこは控えめで、その役割がオーダーに移っています。これは普通に面白かった。BPがリンクアタックと共通なので、どっちで使うか考えるのも割と良かった。

オリビエのオーダーでアーツ打ちまくるのが楽しかったです。終盤だとボスがSブレイクで全員即死級のダメージ与えてくる時があるので、防御系一択になるのが嫌だったかな。

あとマスタークオーツが2つつけられるのも面白かったですね。閃になってクオーツのシステムが変わったせいで、一人の持てるアーツ数制限が厳しくなって、必須の回復系をそろえると攻撃系が持てない問題がありました。これがマスタークオーツ2つになってだいぶ楽になった。

後半で人数が増えて2班とか3班に分ける展開になりますが、この時のマスタークオーツ分配もわりと面白かったです。1班だと強いマスタークオーツ付けておけばいいので、普段使わないマスタークオーツでどう戦うかが問題になる。3班の時は戦闘中のEPの補給をどうするかで結構悩みました。

ブレイクは加速との組み合わせではめ殺しできる点が各所で問題にされていますが、自分はそこまでうまく使いこなせなかった。

逆にボス戦は本当に単調になりました。新ギミックの高揚は全部のボスが使ってくるので結局単調。閃12の新ギミック取り込みも本作ではなし。軌跡名物の倒しても永遠に湧き続ける雑魚キャラを使うボスもいなかったですね。

全体的にデッキ構築は複雑だが敵は単調なソシャゲっぽくなった感はあります。

シナリオ

起承転結で言うと転。謎がいろいろ解明されたのは良かったですが、1のヴァリマール覚醒、2のクロウ先輩のような心に残る感はなかったというか。あくまで最終章のための前展開ですよね。

やっと結社との直接対決になってきたのはいいものの、結社はどうせ謎はわからないし倒せないしで、結果として話が間延びしているというか。まだ1のテロリストのほうが戦い甲斐があった。4章の竜もやたら攻略に時間かかる割に、唐突に出てきたので倒すことに何のカタルシスもないんですよね。

いろいろ陣営が出てきたように見えて、結局は最後はみんな協力して全員敵というのは、いったいこれまでは何だったのかと。

良かったのは過去作ネタでしょうか。クロスベルもそうですが、ハーメル村の話がまさかここまでフィーチャーされることになろうとは。結局空零碧をやってないと面白くないんだよな。敷居高すぎる。

最後は何の救いもなく、次回作のためにひたすら心を折りまくる展開なのは、一周廻って潔い感じもします。死んだとされた人も、どうせ軌跡だしあのメンバなら生きてるんでしょ感もある。過去にやってしまっているので、悲劇の展開でもどこか冷めてしまうのも事実です。

むしろ生きてて裏切られるほうがつらそうでアリサとトワは可哀そう。特にアリサとシャロンの関係は好きだったので、いつかはこうなるとわかっていたとはいえ、つらいものがあります。

キャラクター

自分は閃12のなにがつらかったって、自分の中で推せる女性キャラが旧七組にいないんですよね。

本当に好みの問題でしかないんですが。アリサはデレしかないし、ラウラとエマは良い子過ぎて面白くないし、フィーとミリアムはお子様だし。どっちかというとクレア大尉とかトワ先輩とかの脇役が好きだったのです。

まずはトワ先輩の出番が増えたのが良かったですね。同僚ということで立場は変われど、相変わらず小さいのに先輩風を吹かせる可愛いトワ先輩。閃の軌跡キャラクターで結婚したいランキングトップは間違いなくトワ先輩です。

クレア大尉も少佐にランクアップ。過去の話でなぜ鉄血の子供になったかという話が出たのは良かった。微妙にリイン君との距離を詰めてくる展開もありましたが、クレア少佐はあくまで憧れのお姉さんでいて欲しい。

そして本作で自分が推せるのはミュゼですね。自分は空ではクローゼ、零碧ではエリィとストレートなお嬢様系が好きなんですよすいません。ミュゼはそれだけでなく謎の強キャラ感とか、教師を誘惑するエロさとか全要素が響きました。教師と生徒の禁断の道に足を踏み入れたい感があります。

聖アストライア女学院勢はエリゼはまあ昔からだからいいとして、友人の好きな男性を面白いから自分も誘惑してみる、問題ある女子しかいない気がします。クルトとアッシュがドン引きするのも理解できます。

あと男性ですがアッシュ君は軌跡らしい良い子感が全くない生徒で嫌いじゃないです。

そして4をやるか...

正直かなりゲームをやること自体に疲れてしまい、さすがにしばらくは4はやりたくないなと。ゲーム自体少しお休みしたい。

そう思って4の公式ページを見たらミュゼがめちゃエロい私服になって、しかも物語の中心人物に格上げ。空のクローゼ、零碧のエリィと過去作の推しキャラも出るし、エマは眼鏡なくなって美少女度上がってる。

そしてなにより本シリーズ最強の萌えキャラ、デュバリィちゃんが私服ぽい服で結社と離れて活躍するみたいじゃないですか。

もう世界がどうとかいう話に全く興味なくなっていて、女子がかわいいかしか興味がないんですが、それだけをモチベーションにやるかもしれません。廉価版10月終わりにでるし、それが出たらかな。