魔法少女なんてもういいですから。

アニメのほうは以前書いたけど、漫画版を読んだらまた別の面白さがあったので。

基本的な要素はアニメ版も漫画版も変わらないです。ゆずかが魔法少女の必要のなくなった世界で魔法少女になってしまうのも、衣装が水着になるのも同じ。ミトンのセクハラとちやちゃんの暴力的ツッコミも同じ。

とにかく全体としてギャグのセンスが独特です。セクハラや暴力ネタは正直自分はあまり好きではないのだけど、嫌にならないレベルでなおかつ面白い。どっちも相手がミトンという魔法生物なのでそこが嫌にならないのかも。あとエロくはないです。変身後の水着くらい。

そしてゆずちやの関係がとにかく良い。ちやちゃんの普段はクールだけど、ゆずかのことになると重いお気持ちなのがすばらしい。

地味だけど優秀でそこそこ可愛い女子超いいですよね。学生のころこういう女子に凄く憧れました。ちやちゃんがゆずかに憧れる男子の分析するところは思い当たるところありイタかったです。

あとゆずかの父がなぜスーパーブラックサラリーマンなのかと思ったけど、たぶん日常系でよくある父親が一切出てこない家庭をネタ化してるよね。

魔法少女をネタ化したギャグ漫画はたくさんあり、自分もそこまで読んでないですが、その中でもかなり面白いほうだと思います。

そしてたまに進むストーリーも結構きちんと締めてくれます。真冬さんの定年の話も、過去の魔法少女の話も良かったし、最後の話も本当に良い。「魔法少女なんてもういいですから」のタイトルの使い方は本当に感動しました。

全三巻と読みやすいので是非読んで欲しい、そして3巻なら普通に1クールで全部アニメ化..はもうやったし無理か。