2022年良かったもの: 書籍

2022年の書籍で良かったものです。
今年は宗教関係の本を興味深く読んだ気がします。
特に近現代の宗教関係が面白かったです。

製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド

製作委員会は悪なのか? アニメビジネス完全ガイド - yamak's diary
アニメ業界はアート業界と同じくらいビジネスモデルが不思議な業界だと思います。
どちらも共通する点として鑑賞するだけだとほとんどお金がかからない。
ビジネスは別にあってしかも広告ではない。
最近はアニメを観てもどうもどこで稼ぐモデルなのか考えるようになってしまいました。

観音像とは何か

観音像とは何か - yamak's diary
良い面も悪い面も含めて近代と宗教の関係を丁寧に扱っている。
近代の観音像は公開されているものが多いので気軽に見に行けるのも良いです。

令和元年のテロリズム

令和元年のテロリズム - yamak's diary
独身成人男性の起こす大量殺人的な事件が起きるたびに、自分と何が異なるのだろうといつも考えてしまいます。
この本を読んでもわからないことだらけですが、考えるヒントにはなった。
このあと秋葉原事件とかオウム真理教事件とかの本も読みました。
どれも読むのキツいけどそこからは自分は逃れられない気がします。

天冥の標

天冥の標 - yamak's diary
大きな仕掛けは素直に楽しく読めました。
前半は1巻ごとにあまりにも雰囲気が違いすぎてどうなるのかと思わせます。
中盤で一気にそれらが一つの物語に集約されていく様はさすが。
最後はそれでいいのか感はありますけどまあそこはそれ。

十字軍物語

十字軍物語 - yamak's diary
鉄板の塩野七生ですが、本作も非常に面白かった。
塩野七生はどの著作でもキリスト教をあまり良く書いていないです。
キリスト教的な西洋史という意味でも面白いです。