私に天使が舞い降りた!

四コマ漫画としての完成度が高くて、長期連載なのに全くダレないのが凄い。

わたてんこと"私に天使が舞い降りた!"ですが、去年アニメを全話観て、今年になって単行本を最新刊まで全部読みました。単行本読むのに時間かかってるのは楽しすぎて急いで読むのが勿体ないからです。

アニメも非常に面白かったけど、元々の原作がとにかく安定して面白かった。既に14巻もあるので原作が長いと結構途中で飽きてしまうこともあるのですが、最新刊までずっと楽しくよめた。

本作の凄いのはこれだけ長期なのに、ほとんどの話がみゃー姉、ひなた、花、乃愛の4人の話だけで進んでることなんですよね。もちろん他のキャラもいるけどそこまで多くない。4人の関係性やそれに絡むネタも基本的には変わってない。

それなのにマンネリ感がなくて、今回はこう来たかみたいなネタの新鮮感がある。たまにいい感じの話も入ってきたりしますが、過度にストーリー重視にならないところも自分的には好感度高いです。

自分は良いコメディのための条件として、主要キャラが全員ボケに回ることができるというのがあると思っています。ツッコミはどのキャラでもできるんですよ。だからボケられるメンバが多いと、それだけボケとツッコミの組み合わせが増えるので少ないキャラでも飽きずに面白い。

例えば自分の大好きなきんモザでは、陽子以外は全員ボケで陽子もボケに回ることができる。ごちうさもこの点はしっかり守っている。ゆるゆりも結衣と向日葵以外はボケですね。その点においてわたてんの主要4人は完璧です。

そこから離れてるのが小依と夏音ですね。正直自分は小依みたいな何をやっても失敗することがボケになるタイプはあまり好きじゃないんですよね。正直かわいそうになってしまう。のんのんびよりの小鞠なんかがそうなんですが。夏音ちゃんは逆にボケになりずらいんですよね。

松本は子供だからボケが成立するので大人がやるとどうなの感はありますが、みゃー姉が自分はダメな存在じゃないんだと認識することができたエピソードはいいなと思いましたね。

こういうコミュ障がクール扱いされるエピソードを観るたびに思うのですが、みゃー姉にせよぼっちちゃんにせよ、コミュ障は圧倒的なアウトプットがないと価値がないのだなと思ったりもしますね。厳しい。

あと意外とワイド四コマでここまで長い作品を読むのは初めてですが、それを意識するのを忘れたくらいすんなり読めている気がします。未確認で進行形のワイド4コマ化は結構抵抗あったのに。正直老眼でiPad 11インチでも4コマのネーム読みずらい時があるので、ワイドだと文字が大きく目に優しいのは確か。

とにかくメイン4人を観ていると超楽しいです。今後も楽しみです。