スロスタ8巻 億さん過去話について

スロスタ8巻を最後まで読んだ。花名ちゃんがついにの巻である。この物語は当然感動したのだが、その理由として億さん過去話が物語として非常にうまいと思ったので、そこについて書いてみたい。当然8巻のネタバレ有りなので、見たくない人はこれ以上読まない…

魔法少女なんてもういいですから。

魔法少女なんてもういいですから。 1 (アース・スターコミックス)作者:双見 酔発売日: 2016/02/12メディア: Kindle版アニメのほうは以前書いたけど、漫画版を読んだらまた別の面白さがあったので。基本的な要素はアニメ版も漫画版も変わらないです。ゆずかが…

千葉正也個展

久しぶりにこういう方法論があるのかという新鮮さを味わった。東京オペラシティアートギャラリー 今更なのだが現代美術において絵画は難しいと思う。これだけインスタレーションや彫刻が自由な時代において、あえて平面の絵画で表現すべきものは何なんだろう…

復活の日

復活の日 (角川文庫)作者:小松 左京発売日: 2018/08/24メディア: Kindle版まさに今読むのが最高に面白い本。この本の説明をするとその理由はすぐにわかります。日本沈没で有名な日本SF界の巨匠、小松左京の代表作の一つで、テーマがウイルスで滅亡する世界で…

阪本トクロウ デイリーライブス

阪本トクロウ|デイリーライブス | 武蔵野市立吉祥寺美術館自分は美術展で「良い作品」にはたまに巡り合うが、「わかる」という強い共感を覚える作品というのはほとんどない。本展は久しぶりに「わかる」感を覚えた展覧会だった。写真を撮るときに妙に空の領…

鬼滅の刃 アニメ版

全話観た。つまらなくはないけど、国民的人気作となるほど面白いのかはよくわからない。いわゆるメガヒットというのは既存のヒットの原則とは異なるというのは多くの人が知っているのではないだろうか。これはコンテンツでもサービスでも同じだ。イノベーシ…

ふりだしにおちる! / 先パイがお呼びです!

ふりだしにおちる!(1) (電撃コミックスNEXT)作者:むっしゅ発売日: 2018/07/26メディア: Kindle版先パイがお呼びです! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)作者:むっしゅ発売日: 2018/12/29メディア: Kindle版2作品まとめてですが、2020年新規に知った作家で最…

2020年良かったもの: マンガ編

もう2021年になってしまいましたがこれで最後です。昨年アニメを観て原作を読んだものはアニメ編に含めています。こっちはアニメ化されていないマンガのみ。基準としては2020年に自分が第一巻を読んだ漫画です。 ふりだしにおちる! / 先パイがお呼びです! ふ…

2020年良かったもの: アニメ編

2020年良かったものアニメ編です。原作漫画を読んでるものはそれも含みます。自分が2020年に全話視聴完了したアニメになっており、2020年に放映されたアニメではありません。これだけで長くなったので、アニメのない漫画は別エントリにします。2020年は自分…

2020年良かったもの: 書籍編

2020年の良かったもの書籍編です。今年読んだ本ですがシリーズ物はまとめて1冊として数えると30冊くらい。少ないですが、読むのが重い本もあったしこんなもんかと。8月からTwitterに読んだ本はほぼ全部何か書いています。 https://twitter.com/yamak_book今…

2020年良かったもの: 美術編

今年も誰も期待してないけど良かったものやります。美術編から。今年は本当にいろいろあったんでですが、個人的には美術展の感想用Twitterアカウントを別にしたのが変わった点ですかね。今年観た展覧会はほぼ全部書いてます。旅行先で観たのとか常設展とかは…

ごちうさは世界

「ごちうさらしさ」とは「世界」ではないかと思うのですよ。もちろんキャラが可愛いとかそういうのはありますよ。でも他のきらら作品と比べて「ごちうさらしさ」とは何だろうと考えたうえでの自分の考えです。ごちうさの舞台の街というのはヨーロッパのどこ…

安達としまむら アニメ版

アニメーション演出という意味では傑作だと思う。ただ物語という意味では好みが分かれる部分はありそう。いろいろ思うところの多い作品である。放映中に何故か2回もブログを書いてしまった本作だが、最終回は意外と淡々と観てしまった。良くも悪くもこれまで…

魔女の旅々 アニメ版

魔女の旅々最終話まで観た。全編通して大変楽しく観ることができた。実のところ最初は全くノーマークの作品だった。日常系でもなかったし、今期は他に観るアニメが多かった。とはいえいくつかのアニメはいまいちで2話で切ってしまい、たまたま日常系アニメふ…

アートワールド

現代美術の理論的背景を説明する本を読んだことがある人であれば、"アートワールド"という言葉は一度は聞いたことがあるのではないかと思う。ダントーという人のその理論によると、現代美術というのはアートワールドの中の人がアートと認めたものがアートで…

安達としまむら 10話時点のお気持ち

安達としまむら10話を観た。放映当初は以下のようなエントリを書くくらい期待に満ち溢れていたのだが、途中から観るのが結構つらくなっていた。しかし10話がいろいろ面白く、いろんなことが自分の中でつながってきて書きたくなったので書いておく。 yamak.ha…

こみっくがーるず アニメ版 最終回の面白さ

今更ですがこみっくがーるずアニメ版を最終回まで観ました。非常に良い最終回でした。ネタバレありで書きますので御注意を。原作は最新6巻まで読んでいます。本作が他の日常系と比べて特殊なのは、1話目の時点でアニメオリジナルの最終エピソードを提示して…

これからの「正義」の話をしよう

これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)作者:マイケル・サンデル,鬼澤 忍発売日: 2012/08/01メディア: Kindle版特に政治的、社会的問題において自分が「なんとなく」そう思うことについて、何故そう…

原美術館と私

この年になると馴染みのある場所がなくなることはたいして珍しいことではない。とはいえ大抵は「昔は良く行ったけど」という場所だったり、代わりとなる場所がそれなりにあったりする。その意味で原美術館は今でも年に数回は行っていて、代わりになる場所の…

美術展における音問題

美術展における音の問題はもう少し議論あってもいいんじゃないかと思うんですよね。ここでいう音というのは鑑賞者の話し声ではなく、美術展の主催者が意図的に流す音の話です。現代美術の展覧会でよくあるのが、映像作品などの大きな音の出る作品の音が会場…

しがみつかない生き方

しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)作者:香山 リカ発売日: 2012/09/12メディア: Kindle版成功者にも哲学者にもなれない人はこう考えるしかないんじゃないかな。ずいぶん昔に買った本なのですが、なんとなく読み返し…

LIFE ― コロナ禍を生きる私たちの命と暮らし

展覧会のメッセージとは逆に、むしろ我々はリアルなコミュニケーションの価値を過大評価していたのではないかと感じた。目黒区美術館。 目黒区美術館コレクション展 LIFE ― コロナ禍を生きる私たちの命と暮らし | 2020年 | 過去の展覧会 | 展覧会 | 目黒…

熊野三山に行ってきた

遅めの夏季休暇として熊野三山に行ってきました。熊野三山とはというのはこの辺に書いてある。平たく言うと和歌山県にある古い三つの神社ですね。熊野古道という参詣道とあわせて世界遺産になっています。 https://www.mikumano.net/nyumon/3zan.html出雲大…

家計簿サイトを作ってみた

業務のための勉強にモバイル用家計簿サイトを作ってみました。家計簿というほどの機能もないのでkakememoという名前です。 https://sites.google.com/view/kakememo/自分は個人では自分で使用するもの以外を作るモチベーションが全くないので、以前から使っ…

"安達としまむら"がヤバい件

"安達としまむら"を3話まで観たのですが、いろいろ思うことがありすぎるのでとりあえず一度書いておきます。まだ3話だし追いつけるぞ。みんな観るんだ! ABEMAのページ貼っておきますね。1話だけでも無料なので観るんだ。 abema.tvちなみに自分は原作小説や漫…

IDENTITY 尊厳の欲求と憤りの政治

IDENTITY (アイデンティティ) 尊厳の欲求と憤りの政治作者:フランシス・フクヤマ発売日: 2019/12/06メディア: 単行本アメリカでなぜ白人中高年労働者にトランプが支持されるかについて、自分が読んだ中では最も納得感がある理論だった。もちろんアメリカだけ…

"ケア"としての日常系

日常系とはケアなのだ。何を言っているのかわからないと思うので順番に説明する。"居るのはつらいよ"という書籍を読んだ。タイトルだけでは内容がさっぱりわからないので少し内容を説明する。この本は読みやすくて面白いので興味あれば読んで欲しい。居るの…

移民に反対するのは排外主義なのか

移民に反対するのは排外主義なのだろうか。新聞等を読んでも、ネットの言説を見ても、移民に反対するのは極右の排外主義によるポピュリズムとひどい言われようだ。本当にそうなのだろうか?移民政策については以前から問題として興味があったが、まともな本を…

ベタに感動するのは人として当然なのか

この文章の「ベタとメタ」という対比はかなり面白いと思いました。ただ率直に言って同意はできない。理由はベタこそが「人間の感情の根源的な部分」という考えに疑問を感じるからです。そこについて少し書いてみたいと思います。 note.comまずこの文章に出て…

スロウスタート

スロウスタート 1巻 (まんがタイムKRコミックス)作者:篤見唯子発売日: 2015/09/09メディア: Kindle版ちょっと前ですがスロウスタートのアニメ版を観終わり、非常に面白かったです。原作も今読んでますが、アニメよりもマイルドでありながらやっぱり面白い。…