動物化するポストモダン

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)作者:東浩紀講談社Amazon日常系への感動は、薬物の興奮と同じなのか。自分のブログやTwitterを見ればわかるように、ここ2年くらいはやたらアニメを観るようになった。そう言っても別にアニメ…

竜とそばかすの姫

細田監督は次回はネットとか全部忘れて、リアルな高校生青春映画を作るべきじゃないか。自分は細田監督は時かけ以降は全部観ていてかなり好きな監督だ。問題作とされる「未来のミライ」ですら自分は高評価だった。今調べたけどサマーウォーズの感想はこのブ…

ギリシャ人の物語

ギリシア人の物語I 民主政のはじまり作者:塩野七生新潮社Amazon民主主義は英雄の敵なのか。「ギリシャ人の物語」を全巻読み終えました。「ローマ人の物語」は以前に全巻読んでいます。「ローマ人の物語」を読み終えたときは読了記念にローマに行ったのです…

運命という名の呪い: 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト

劇場版スタァライトのネタバレ有り感想の2回目。前回はこちら。 舞台にいる私達とは誰か: 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト - yamak's diary 本作で一番衝撃的な展開は母親の妹のマキさんの「調べないの?」ではないかと思う。華恋の過去編が始まって、…

直接民主制 2.0

都議選一応投票してきました。自分は選挙の度に思うことがあるのですが、ちょっとそのことについて書いてみます。結論を先に書くと「法的拘束力をもつ住民投票を、ネットを使用して行うべきではないか」ということです。 政治に関心がないわけではない、でも…

BLUE REFLECTION RAY 前半

BLUE REFLECTION RAYの前半を観終わった。話としても一区切りついていることもあり、この時点の感想をまとめておこうかと。キャラクターデザインについては以前書いたので、今回はストーリーについて書く。この話は"クソデカ感情バトル"を物語の本質として突…

閃光のハサウェイ

あまりに評判がいいのと、監督が虐殺器官アニメ版の監督ということを知ったのでハサウェイ観てきた。わりと面白かった。なおネタバレは多少含むのでその点は注意。自分はガンダムはそんなに観ていない。大人になってから観たのはZの映画版、ターンA、UC。比…

NEW GAME! アニメ版 1期

自分がこんな素直な感想言うの珍しいけど、物を作る仕事っていいなと思いました。もちろんアニメ版2期も観るし漫画も読むけど、アニメ版1期があまりにも綺麗に終わったのでこの時点で感想書いておきます。自分も実は3年くらいゲーム会社にいたことがあります…

"私たち"とは誰か: 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト

自分はスタァライトには少しおかしいくらいのハマり方をしており、テレビ版は4回は通しで観ている。それだけ思い入れが強すぎると、劇場版に期待より不安のほうが本当に大きかった。それだけにこの劇場版が素直に素晴らしいと言える出来だったことを、まずは…

きんモザが何故一番好きか

きんいろモザイク単行本をBest wishes.まで読み終わりました。読み進むのが勿体なくて少しずつ読んでいたのですが、ついに読み終わってしまいました。自分は日常系のアニメや漫画が好きで、好きな作品はいくつもありますが、どれが一番好きかと言われると迷…

閃の軌跡 キャラクターコメント: 敵編

閃の軌跡4全体的な感想は以下に書いてるので、ネタバレ有りで各キャラクターについて個人的な思いを書いています。 閃の軌跡4 - yamak's diary最後は閃の軌跡敵側です。人が多すぎるので、オズボーン以外は組織ごとにまとめています。 ギリアス・オズボーン …

閃の軌跡 キャラクターコメント: その他の味方編

閃の軌跡4全体的な感想は以下に書いてるので、ネタバレ有りで各キャラクターについて個人的な思いを書いています。 閃の軌跡4 - yamak's diaryこちらは新旧七組以外のその他の味方編です。 トールズ関係者 サラ トワ アンゼリカ ジョルジュ シャロン オリヴ…

閃の軌跡 キャラクターコメント: 新七組編

閃の軌跡4全体的な感想は以下に書いてるので、ネタバレ有りで各キャラクターについて個人的な思いを書いています。 閃の軌跡4 - yamak's diaryこちらは新七組編です。ユウナだけがやたら長くなってしまいました。 ユウナ アルティナ ミュゼ クルト アッシュ …

閃の軌跡 キャラクターコメント: 旧七組編

閃の軌跡4全体的な感想は以下に書いてるので、ネタバレ有りで各キャラクターについて個人的な思いを書いています。 閃の軌跡4 - yamak's diaryこちらは旧七組についてです。 アリサ ラウラ フィー エマ エリオット ガイウス ユーシス マキアス クロウ ミリア…

閃の軌跡 キャラクターコメント: 最愛キャラ編

閃の軌跡4全体的な感想は以下に書いてるので、ネタバレ有りで各キャラクターについて個人的な思いを書いています。 閃の軌跡4 - yamak's diaryまずは特に思い入れの強いミュゼ、トワ、クレア、デュバリィの4名について。 ミュゼ トワ先輩 クレア少佐 デュバ…

閃の軌跡4

やっと終わった。これがクリアした人全員の気持ちじゃないでしょうか。この終わった感たるや、自分にとってはシン・エヴァよりもずっと強い安堵の気持ちで溢れています。全体を通して決していい作品とは言えなかったのですが、それでもエンディングに入った…

BLUE REFRECTION RAYのキャラクターデザイン

BLUE REFRECTION RAYの4話まで観た。正直問題も結構あるように思うのだが、やろうとしていることは結構面白いし、キャラクターも好きだし、愛すべき作品という感じ。強く勧められるほど傑作ではないが、みんなでツッコミ入れながら観たい感が非常に強い。そ…

マーク・マンダースの不在

彫刻を作っている何かの不在を作り出す展覧会。東京都現代美術館。現代彫刻において重要なのは素材と形状だと思う。まあ現代でなくても彫刻はそうなのだけれど、素材と形状に対する制約が現代においては飛躍的に解放されたからこそ、なぜその素材であるかと…

関数型とオブジェクト指向は対立するか

よくある関数型とオブジェクト指向は対立するか論についても、自分なりの考えは持つことができた。結論としては対立どころか同じことができる。この話で"関数型"と言ったときに、昔ながらのC言語の世界をイメージする人と、Haskell等のモダンな純粋関数型言…

入門Haskellプログラミング

入門Haskellプログラミング作者:Will Kurt発売日: 2019/07/31メディア: Kindle版関数型の影響をうけた言語機能の元々の意味を知るには良いと思う。関数型プログラミングブームのようなものが始まったのは2010年頃からだろうか。Scalaが注目されだしたころか…

ノマドランド

これは未来のしまりんの物語なのかもしれない。アメリカ高齢者の貧困とかアマゾンの搾取とかそういう文脈で取り上げられることが多いように思う本作だが、少なくとも映画だけ観た印象はかなり異なる。もちろん元となったルポはそういう文脈なのだと思うが、…

母性のディストピア

母性のディストピア (集英社文芸単行本)作者:宇野常寛発売日: 2017/11/24メディア: Kindle版物語の解釈や時代の分析は面白い部分があった。しかし結局最後は俺だけを信じろ感がある。評論の書籍というのは基本的に敷居が高い。特定の作品のレビューであれば…

プリンセス・プリンシパル

プリンセス・プリンシパルは「苦いチョコレート」なのだと思う。本作を最終話まで観て感想を書こうと思って悩んでしまった。架空のロンドンを舞台としてスチームパンクとして練りこまれた世界観、丁寧に作られたシナリオ、そしてキャラクターの魅力はもちろ…

土門拳×藤森武写真展 みちのくの仏像

写真の構図によって実物を見るより仏像に親しみが持てるようになった。八王子市夢美術館。自分は仏像ガチ勢というわけではない。仏像を観ることを目的として旅行に行ったりはしない。せいぜい展覧会に行ったり、行った先の寺にあったら観たりという程度であ…

エヴァンゲリオン新劇場版 全体

シン・エヴァンゲリオン劇場版 作品単独については以下に書いたので、新劇場版全体について別に書く。 シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| - yamak's diary新劇場版全体の大きな物語構造を改めて考え直してみると、「エヴァを終わらせる」という目的のために実…

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

すべてのエヴァを愛してくれた人へ、ありがとう。という話なのだと思う。自分は一応TV版、旧劇、新劇と全部観てはいるが、正直そこまでエヴァに対する思い入れがあるわけではない。TV版も大学生のころに1回観たきりで再度観たことはない。キャラクターについ…

澤田知子 狐の嫁いり

この美術展の全ての写真は同じ情報量しかない。東京都写真美術館。澤田知子と言えばセルフポートレイトの写真ではあるが、他の写真もそれなりにあったような気がする。しかしこの展覧会は見事にセルフポートレートのみの展覧会で圧巻である。話は変わるが、…

うらら迷路帖 アニメ版

全体のバランスが非常に優れた傑作だった。これまで自分が観た日常系アニメの中で、1クールの完成度としてはトップかもしれない。なお原作は未読でアニメ全話観てから読むつもりだったのでこれから読む。「萌えアニメ」は好きだが「日常系」は退屈という人は…

テクノロジーの世界経済史

テクノロジーの世界経済史 ビル・ゲイツのパラドックス作者:カール・B・フレイ発売日: 2020/09/18メディア: Kindle版テクノロジーは生産性を向上させるのか雇用を奪うのか問題に対して、過去の歴史から考察できる本。『「今回はちがう」ことを示すデータはな…

ガメラ2 レギオン襲来 4K HDR上映

改めて観てもSFとして、映像作品として、そしてエンターテイメントとして良くできているなと。自分は特別に怪獣映画に思い入れがあるわけでもないのだが、学生の頃の友人の影響で平成ゴジラシリーズはだいたい見ていたように思う。とはいえ日本のSF映画とい…