まんがタイムきらら展

まんがタイムきらら展に行ってきた。
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自分はそれほど熱心なきららファンというわけではない。今所持しているのは5作品しかなく、いずれも超メジャー作品である。1巻だけ読んだ作品なら20作品くらいはあるように思うが、多くの作品は知らなかった。

しかしそれでも"まんがタイムきらら"の日本の文化における特殊さと、その影響の大きさについては強く感じた。いったい何誌出ているのかわからないきららファミリー。"日常系"というジャンルをこれまで広めた力。そして時には非難の的になる"萌え絵"。

きらら系の漫画は総じてそこまでエロには走らない。四コマだと竹書房のほうが明らかにエロネタが多い。しかしながらきらら系の絵のほうが非難されることが多いのは面白いと思っていた。もちろん幼女を連想させるというのは否定しない。

展覧会そのものはいいのだが、もう少し第三者的な、出版史、文化史、社会史的な俯瞰的な視点で"まんがタイムきらら"という現象に対する考察が読んでみたいと強く思った。ユリイカ美術手帖あたりが"まんがタイムきらら"を特集してくれないだろうか。