少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド

総集編なので初見で観るには勧めないけど、これだけまとめるの難しい作品をよく2時間でまとめたなと思いますよ。アニメ版好きな人はレヴューだけで観る価値あると思います。

総集編発表されたときに、うれしかったけどどうまとめんだって感じしかしなかったのです。レヴュースタァライトは以下の点で非常に削りにくい物語だと思ってたわけです。

  • 基本的にシナリオの無駄が少ない
  • 削れそうなのは本編と関係が薄いキャラクター回だけど、ファンがいるので完全にはなくせない
  • レヴューには全部オリジナル曲が付いているので、省略するには曲アレンジが必要

結局どうしたかというと、バナナちゃんを説明役に置いた以外はそこまでトリッキーな構成ではないです。レヴューも部分的に省略されているところもあるけど全部入っています。

本編に直接関係ないキャラクター回の内容はかなりばっさり削られているので、そこはアニメ版観てという感じですかね。

詰め込むためにオープニングもなし。上映時間も119分ということで、2時間超えてはいけないという興行上の制約が多分あって、その制限の中でギリギリまで詰め込んだんだろうと思います。

それでも一つだけ超個人的にこれだけは省略なしにして欲しかったという点を言うなら、孤独のレヴュー、ひかりVSバナナ戦ですね。孤独のレヴュー一番好きなんですよ。何度見ても泣く。

でも後半のじゅんばな、真矢クロのレヴュー後の話は全部省略なしです。泣くよね。あと個人的にうれしかったのは、舞台少女心得が省略なしだったこと。これも泣くよね。まあ後半は10分おきくらいに泣いてました。

次回映画版へのつなぎの部分は蛇足感ないわけでもないですが、本編は本編できっちり終わって、あくまで映画版のつなぎですよという感じなので、まあいいかという感じ。

ただこの映画版を初見の人に勧められるかというと結構難しいかも。第一話はYoutubeで無料で配信しているので、それ見て気になったらアニメ版見たほうがいいと思います。

とはいえアニメ版好きな人にとっては、レヴューシーンを大画面で大音量で観ることができるというだけでも十分に価値があると思います。もともと画面の密度がものすごく濃いので、スクリーンでも全然違和感ない。

いずれにせよ自分はあと2回くらい観ると思います。