閃の軌跡 キャラクターコメント: 新七組編

閃の軌跡4全体的な感想は以下に書いてるので、ネタバレ有りで各キャラクターについて個人的な思いを書いています。
閃の軌跡4 - yamak's diary

こちらは新七組編です。ユウナだけがやたら長くなってしまいました。

ユウナ

最も正しい主人公キャラだったのがユウナなのではないかと。

主人公属性というのがあると思うのです。元気系の主人公で女性だとだいたい赤系の髪。理屈より感情を優先することにより、常識的であるが悲観的な考えを打ち破っていくことで物語を進行させる。まさにそういうキャラクターを正しく体現したのがユウナだと思います。空の軌跡エステルがまさにそうでした。

しかしながら旧七組にはそのポジションがなかった。理屈より感情を優先するには、ある種のしがらみのなさが必要です。そのポジションに立つには、旧七組の面々はあまりにも全員背負っている家が大きすぎた。それゆえに全員が"大人の"判断をせざるをえない立場になってしまった。それはリインもそうです。

だからこそ、ユウナだけが物語を進めることができる唯一の存在であったことが、実はかなり大きかったように思うのです。最もその役割が大きかったのが、4の冒頭で全員を奮い立たせるところだと思います。

自分もキャラクターとしては理屈で進めるキャラクターのほうが好きだったりします。しかし、それでも4の冒頭のユウナの演説は感動した。凄い演説というわけでもないのですが、感情によって物語を進めるということの力のようなものを感じました。

ユウナはクロスベル組であるというのは大きいと思います。自分は零碧の軌跡もやっているので、ユウナのクロスベルに対する思いが理解できる。他のキャラクターもそれぞれ家にたいするしがらみや思いもあると思うのですが、プレイヤーとしてその歴史を一緒に体感してきたという意味で、それに勝るものはありません。

新七組は人数が少ないこともあり、個人によりフォーカスできたのもあります。ユウナは最も物語の中で、生きた人物として描かれたキャラクターなのではないかと思います。

ちなみにバトルではあまり使いませんでした。最終的にはアーツに寄せましたがEP不足。フォームチェンジもほとんど使いませんでした。

アルティナ

鉄板の無感情から徐々に感情を獲得するキャラ。3では声優が同じになったのもあり最初チノちゃん感ありましたが、アルティナらしさもでてくることに。しかし歌姫になるところがやっぱりチノちゃんなのでは。

しかし恋愛イベントにアルティナを入れることにはかなり抵抗ありました。最初のイベントはやったけど、あまりにも抵抗が大きくて次はやらなかったですね。

バトルにおいてはアーツ4人衆の一角として最後まで活躍してくれました。

ミュゼ

別エントリで書いたのでそちらを参照
閃の軌跡 キャラクターコメント: 最愛キャラ編 - yamak's diary

クルト

彼は最も旧七組メンバに立場が近いですね。家が貴族というのもそうですし、それゆえのしがらみや悩みも多い。セドリック皇太子との関係もありますが、その意味では最も努力が報われなかったという人物かもしれないです。

イケメンではあるのですが、あまりに常識人すぎて印象に残らないのがつらいところ。

バトルにおいては物理役ではあるのですが、CPチートのできるアッシュが入るとあまり使われないことに。

アッシュ

良い子ばかりの新旧七組メンバにおいて、いい意味で常に斜に構えた態度なのがいいです。偉い人にもタメ口で皮肉を言うので、大丈夫なのかそれとこっちも少し心配になって来る。

クロウ先輩とのキャラ被りコンビのやり取りは結構笑わせてもらいました。エセフワとか勝手にあだ名付けるも好きです。

バトルにおいてはガイウスほどの即効性はないものの、CPチートができるのでボス戦では重宝しました。通常クラフトの即死も結構効く相手が多くて強力でした。