2021年良かったもの: TVアニメ編

TVアニメ編です。今年放映のアニメだけでなく、自分が今年初めて観た過去のアニメも入ってます。

過去のアニメを毎日観るような生活になって3年目くらいです。自分はかなり嗜好が偏ってるので、自分にとって面白いアニメがある期間は短いだろうなと思っているのですが、今年も結構楽しく観られてしまいました。

ガチガチの日常系は観てないものが少なくなってきたので、アイドルやアクションや仕事ものなど興味の幅を広げて観ようとはしてますね。でも女の子が可愛いという条件だけは外せないです。

正直なんでこんなにハマったのかよくわからない作品ではあります。スタァライトは他人に自信を持って勧められるんですが、ブルリフRはそこまで完成度が高い傑作というわけでもない。

たぶん自分は人の想いの強さ、それは良いも悪いも含めて、そこを突き抜けたところにある何かを信じたいと思っている。そういうものを追求しようとする姿勢に惹かれたのではないかと思います。

あと地味にギャグが刺さります。ここまでぬか床がフィーチャーされる魔法少女もない。

ガーリッシュナンバー - yamak's diary
アニメ業界ものというメタ視点。仕事で努力とどう向き合うかという話。そして結局はちーさまがいかに可愛いかという点ですばらしいアニメでした。

サントラも買ったんですが、最もこのアニメらしいと思う曲はやっぱり「九頭P 喜びのテーマ」なんですよね。

他人に責任丸投げするのはとにかく、これくらいの根拠なき楽観がないと、サラリーマンなんてやっていけないわなという気はします。

BLUE REFLECTION RAYが元のブルリフとは全く違った雰囲気の作品になったのと異なり、こちらはまさにアトリエという感じのゲームの雰囲気そのままの作品。楽しかったのでアニメ観た後にゲームも始めました。

アトリエシリーズは最も日常系的な世界をアドベンチャーでないゲームとして成立させていると思っています。このアニメ版も12話あるのにまともなバトルは2回しかない。あとはひたすらどうでもいい感じの話だけど、ゲームもそんな感じだしそこがいい。

最近の転生ものでもそういう話は結構ありそうですが、自分はどうも転生ものの世界観の外にいる主人公というのが好きになれないんですよね。

日常系ではあるのですが、日常系らしくない話の進め方がかなり面白かった。

日常系はストーリーものであっても大抵は1話完結なのですが、本作の特徴が各話最後の"To be Continued"であるように、最後にちょっとした問題があって、次にどう解決するかという構成になってるんですよね。

メンバーも最初からみんな仲良しというわけでもなく、恋愛研究が学校にバレてはいけないという緊張感もある。一方でギャグも徹底していて、真木会長のアホさとリコのツッコミでやっぱりこれは日常系なんだと。

後で原作を読んでわかったのですが、5巻までの結構長い話のストーリー部分をアニメ化した感じでした。アニメ化の決定が連載開始から比較的時間が経っていたことをうまく利用したというか。

この辺がやはり日常系アニメの巨匠の太田監督はうまいなと思いますね。

NEW GAME! アニメ版 1期 - yamak's diary
仕事ものも面白いなという点に気づかせてくれた作品。

仕事ものって正直説教くさくて見たくないんですよね。そう思って観たけど、女の子は可愛いし、会社あるあるネタは面白いしで掴みですっかり持っていかれたんですよね。

会社でパンツだけで寝てる女性はさすがにファンタジーすぎるやろと思ったけど、プログラマも含めて全員が女性というゲーム会社がファンタジーと言われればそれ。

面白いのはそういう日常部分だけでなく、仕事とは何か、物作りとはなにかみたいな話もちゃんと入ってきて、そこに素直に感動できてしまったことなんですよね。

シリアスな話をやったと思ったら、ギャグを入れたり、ちょっとエロいシーンが入ったりと、その辺のシリアスに寄り過ぎないバランスが良くできていると思います。

でも二期のインターン組の話はちょっとギスギスしすぎな感ある。

プリンセス・プリンシパル - yamak's diary
ジャンルとしては美少女アクションですね。でも本作の売りはアクションでも美少女でもないと思っています。

スチームパンクな世界観、スタイリッシュな演出、そして綿密なシナリオなんですよね。暗めのシナリオではありますが、安易に残酷描写に頼らないところが素晴らしいです。

それでいて美少女アニメであるという点においても抜かりない。変におしゃれ系のキャラデザになることなく、正統派の美少女です。アンジェとプリンセスの百合百合しい展開もたまらないですね。あとベアトかわいい。

うらら迷路帖アニメ版 - yamak's diary
日常系ではあるけれども、ちゃんと最初に目標が提示されて、ストーリーが盛り上がって、1クールで切りのいいところで終わる。良くも悪くも日常系は盛り上がりに欠ける部分があるのですが、そういう点ではきっちりカタルシスが得られる作品じゃないかと。

世界観が独特なので、4コマでは十分に表現できないアニメ化ならではの映像が十分に観られるのも良いところ。そのため4コマのアニメ化でたまにある、無理にアニメ化のために足したような部分がないんですよね。

原作も最後まで読みましたが、全7巻で長すぎず、アニメ版の謎もきっちり解けて終わるので良かったです。