映像も話も美しい。
このはな綺譚のアニメ版を全話観終わりました。非常に良かった。ストーリー主導のアニメとしてはスタァライトとプリンセス・プリンシパルに次ぐレベルで良かったと思います。
正直最初の3話はそこまでピンと来なかったんですよ。温泉宿という設定もあってやたら入浴シーンが多いし、百合展開は嫌いでないですが、恋愛そのものに焦点があたる展開にはそこまで興味がないというか。
それでも心惹かれるものがあったのは、やはり映像の美しさですね。自分は日本画、日本庭園、寺社も結構好きなので、此花亭の美しさには他のアニメと比べても頭一つ抜けた美しさを感じました。そして当然和服女子も好きなんでよね。
まずOPがいいですよね。最初のうちはあえてキャラクターの顔を見せないようにして、建物の美しさを見せるという。階段が多いのもいい。階段最高ですよね。
そしてストーリーは4話くらいからまさに綺譚というべき、人間界と神々の世界の中間にある此花亭の独特のストーリー展開が始まります。
結構重い話もあったりするのですが、現実とつながりはありながらも、あくまで別の世界の話として扱うことで、此花亭自体は重くならないというか、その辺のさじ加減が絶妙だなと。重い話だけではなくてギャグ回も結構あります。
そしてオチが毎回非常に見事ですよね。不思議な話の謎解きがかなりしっかりしていて、単にいい話というだけではないところが良いです。
なによりキャラが皆可愛い。柚が本当に純粋ないい子で、もう少し年齢が高かったら鼻につく感じもしますが、この小ささだと許せてしまう。個人的には蓮ちゃん推しです。見た目女子力高くて腹黒で嫉妬深いピンク髪とか最高ですよね。ちなつちゃん感ある。
公式がモデルになった旅館を紹介してくれています。作品に関係あるというだけでなく、建築的にも良さそうで行ってみたいのですが、温泉宿はさすがに一人で泊まるのはハードル高いな。
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