プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第三章

最初から最後まで辛い。でもこれこそがプリプリの面白いところ。

2回観たけど2回目は結末がわかっているからこそなお辛い。アクションはほとんどないしカタルシスもない。美少女アニメのはずがおっさん同士の駆け引きがメインコンテンツ。だいたい幼女が辛い目に遭う話なんて辛いに決まってるだろ。

アニメ版は各キャラクターにいろいろ焦点が当たった話だったが、王位継承という話には踏み込まなかったので物語全体としては今一つ消化不良な部分はあった。一方でCrown Handlerはストレートに王位継承の話で進むので、完全にシャーロットが主人公として話が進む。

自分はこういう強い意志を持った美少女お嬢様キャラというのが大好きなんですよ。なお"美少女"は必須条件。そのため本作の追い詰められていくシャーロットを見るのが本当に辛い。シャーロットはスパイから足を洗ってベアトとほのぼのお茶してて欲しいです。マジで。

しかし面白いのその全てが本作のこれまでの流れから必然であり、描写として何一つ無駄な部分がないところ。メアリーの話も単なるあざとい話というわけでなくて、シャーロットの過去あってこその話。だからそれこそがプリプリの面白いところと言われたら、全くその通りと言うしかないんですよ。


細かい話をすると、最後のモノレールのアンジェとシャーロットの会話の最後の呼びかけが聞こえなかったのはそういうことですよね。最初は聞き逃しかと思ったけど。まあどっちがどっちとも言ってないわけで結局どっちなのか。

ただ自分はCボールを使えるのはアンジェだけだと思っていたので、そういう意味では最後に飛んだのはアンジェということになるんですが、シャーロットも使えたんだっけ?

そんなわけで本作最後はもう終盤みたいな話になってるんですが、まだ折り返し時点の3話なんですよね。予告もないから秋に4話公開もなさそうだけど、楽しみに次回を待ちたいと思います。


しかしプリプリものすごく面白いのに観ている人が少ない。そして心を折ることでは定評のある大河内脚本ということで人を選ぶ...と思ったのですが今は水星の魔女という同じ大河内脚本の大人気コンテンツがあるじゃないですか。

スレミオに強いお気持ちがある人は絶対にアンプリも行けます。水星の魔女観てるなら大河内耐性もできてるよね。是非見て欲しいです。